野菜が高いときや、ないときには乾物が重宝します。コツを押さえて調理すれば、食卓の主役として大活躍。ひじきの煮物は、鶏肉など脂のある食材を加えると、グッとおいしくなります。
食物繊維が豊富な根菜類は、体内の老廃物を排出する効果も期待できるので、たっぷり食べたい野菜です。皮ごと使って栄養もおいしさも余すところなくいただきましょう。豪快な料理に体も心もポカポカに!
京都のかやくご飯は、少量の具を細かく刻む「始末」の知恵が生きる料理です。今回は炊き上がりに生麩を混ぜ込み、もっちりした食感と、秋らしさを加えましょう。
体を温めるしょうがをたっぷり炊き込んだご飯です。コクのある油揚げを加えることで、しょうがの辛みがやわらぎ、食べやすくなります。
うま味たっぷりのだし汁を含ませたおからを楽しむ、昔ながらのしみじみおかずです。ごま油を使って、香りよくいるのがポイント。
香川県の小豆(しょうど)島は、そうめんの名産地。このそうめんに、地元の名産のなすを合わせ、いりこ(煮干し)のだしでいただく、おかずも主食も兼ねた一品です。手軽にできるので、夏の昼ごはんにもぴったり。
鼻に抜けるからしの香りがアクセントに。酒の肴(さかな)にもなります。
みその分量を減らして減塩。牛乳でまろやかなうまみを補います。
ひじきを炒めて風味とコクを出して、だしで柔らかく煮ます。調味料を時間差で加えてじっくり味を含ませて。毎日食べても飽きない味です。
きゅうりは煮てもおいしい!皮を全部むいて、やさしい味のだしで煮含めましょう。
うす味に煮たい材料や、彩りよく仕上げたいものから先に煮て、徐々に味を濃くして煮含めていくのがおいしくつくるポイントです。
すし飯にまぜる鶏肉と一緒に、油揚げを煮ると、こっくりしたうまみがしみ込み、手間も省けて一石二鳥!油揚げは裏返したものと表にしたもの2種類に詰め、食感の違いをお楽しみください。
京都では、金時にんじんで作ります。
余ったかぶの葉を活用した副菜です。
【郷土料理 山梨県】具材はかぼちゃが代表的。きのこ、白菜など、好みの季節野菜を入れて。
【郷土料理 岩手県】薄力粉のだんご「まめぶ」の中に入っているのは、なんと、黒砂糖とくるみ!冠婚葬祭にふるまわれる料理でもあり、めでたいときはまめぶを大きく、不幸のときは小さくしてつくるとか。
豚汁は、豚肉と野菜を炒めてから煮ると、うまみが増して味わいが深まります。みその風味よくコクのある味わいです。
アクぬきは、生のたけのこを切って大根おろし汁に浸すだけ。たけのこ本来の野性味が感じられます。
風味の強いごま油で野菜を炒めてコクを出し、たっぷりの豆腐でボリュームを出します。すっきりしたすまし仕立ての中にも油と野菜のうまみが重なり、味わい深い一杯になります。
懐かしい味の一つ、ひじきの煮物は具だくさんにするといただきやすく体にもやさしい箸休めとなります。