ゼラチンだけじゃないって知ってた?ぷるぷるスイーツの豆知識

――魅惑のぷるぷるスイーツ

夏季のおやつに大人気のぷるぷるとした舌ざわりが特徴のゼリー類。
見た目もみずみずしく、子ども達のおやつに、夏の手土産に、ちょっと小腹がすいた時にと重宝されます。

そんなゼリー等を作る際に「ゼラチン」や「寒天」、最近だと「アガー」を利用するなんて声も聞きますね。

それぞれどんな素材からできているかご存知でしょうか?

今回は凝固剤の代表「ゼラチン・寒天・アガー」の豆知識とともに、ぷるぷるスイーツをご紹介していきます。

ゼリーと言えばこれ『ゼラチン』

牛などの動物性のコラーゲンからつくられる凝固剤。

体温で溶ける性質を持ち、口どけバツグン。

粉・板ゼラチンと種類があるので、用途に合わせて利用できる特徴がある。

同じたんぱく質のため、「タンパク質を分解する酵素」に弱い。
パイナップルやキウイなどのゼリーをゼラチンでつくる場合は、缶詰の材料を利用するとうまくいきやすい。
常温でも溶けやすいため、冷蔵庫から出したら早めに食べるのが吉。

おすすめ:ゼリー・ババロアなど

透明度バツグンの『アガー』

海藻抽出物やマメ科の種子を原料とした植物性の凝固剤。

透明度が非常に高いのが特徴で、無味無臭。
常温でも解けにくい。

「タンパク質を分解する酵素」にもある程度強く、
パイナップルやキウイなどのゼラチンで固まりにくいゼリーをつくる時などにおすすめ。

おすすめ:ゼリー・プリンなど

ヘルシーおいしー食物繊維たっぷりの『寒天』

天草などの海藻からつくられた凝固剤。

少しの量でたくさんの水分を固められるのが特徴。
食物繊維を含んでおり、弾力は低め。

粉末・棒・糸寒天と種類が豊富で、用途に合わせて利用できる。

寒天で食材を固める場合は、完全に溶けた状態でつくり始めましょう。

おすすめ:ようかん・ところてんなど

ビギナーズおすすめ、ぷるぷるスイーツ

フルーツドームゼリー

フルーツドームゼリー

関岡 弘美
色とりどりのフルーツをちりばめた、夢のようなゼリーです。ボウルに入れて冷やし固めるので、型がなくてもつくれます。
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豆乳コーヒーゼリー

豆乳コーヒーゼリー

中川 優
豆乳のまろやかなコクがおいしい!甘さとほろ苦さが程よく溶け合った、大人のコーヒーゼリーです。
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ヨーグルトゼリーアプリコットジャムかけ

ヨーグルトゼリーアプリコットジャムかけ

高城 順子
ヨーグルトにミルクを加えて、マイルドな味わいに仕上げました。ジャムは好みのものでOK。
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グレープフルーツゼリー

グレープフルーツゼリー

高城 順子
グレープフルーツの実と絞り汁を使って柔らかなフルフルのゼリーに仕上げました。
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ブルーベリー&ミルクの2色ムース

ブルーベリー&ミルクの2色ムース

関岡 弘美
2色のムースを時間差で冷やし固めたおしゃれなデザートです。フワフワの口どけと優しい甘さが魅力。
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パンナコッタ キウイソース

パンナコッタ キウイソース

関岡 弘美
イタリア生まれのスイーツ、パンナコッタ。プルンとした食感とコクのある甘さに甘酸っぱいキウイソースが相性バツグン!
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甘納豆入りフルーツかん

甘納豆入りフルーツかん

関岡 弘美
甘納豆とフルーツを寒天の中に彩りよくちりばめた一品です。扱いやすく、すぐに固まる粉寒天を使えば、ビギナーでも失敗しらず!
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杏仁豆腐

杏仁豆腐

中川 優
口の中でスーッと溶けるような、フルフルの柔らかさです。牛乳をたっぷり入れるので、さっぱりしています。
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おいしく楽しい「ぷるぷる生活」をお楽しみください♪

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