梅入りゆで鶏のゆで汁を活用したお雑煮。こんがり焼いた餅とよく合います。ゆでた鶏肉はおつまみにも。さっぱりしたお雑煮は、お酒を飲んだあとにも最適です。
春餅(チュンピン)は中国では縁起のよい食べ物とされ、春のお祝いには欠かせない一品。皮は焼きすぎないよう程よく火を通します。
白みそのこうじのおいしさと豆の風味が雑煮全体を包み込みます。ゆっくりと煮立てるので餅がとろ~り、濃厚な味わい。真っ白な色合いは見た目にも温かく、一口で気持ちがホッとなごみます。
丁寧な下処理で、素材の味、だしの味が際立ちます。ふわっと漂うだしの香りに気持ちまでが癒やされ、バランスのとれた組み合わせは日本の豊かな食文化を感じさせます。
お正月はごちそうを用意されるでしょう。そのうえで、何かつくるなら、お正月らしいものを、一つでも二つでも手づくりして。どうぞ、家族それぞれ、わが家のお雑煮でお正月をお祝いください。
鶏肉はしっとり火が通るよう工夫し、黄金色のだしでつくる、こだわりの雑煮です。
熟成期間が短い白みそ。まったり甘くなるまでトロトロ煮ます。
桜餅と同様、こしあんと道明寺粉でつくるお菓子。道明寺粉は半分を紅(あか)く染めて、東大寺のお水取りに合わせた和菓子「糊(のり)こぼし」のように仕立てます。白あんでつくるとより色がきれいに仕上がりますよ。