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きょうの料理レシピ

蒸し野菜

蒸すことでおいしさがぐんと増す野菜を、シンプルに。手軽なのに深い味わいになるのは、せいろがあってこそ。野菜の甘みとコクのある3種のたれがよく合い、これだけでごちそうになる蒸し料理です!

蒸し野菜

写真: 邑口 京一郎

材料

(2人分)

・れんこん 200g
・にんじん 1本(150g)
・里芋 6~8コ(250~300g)
・ブロッコリー 1/3コ(150g)
【すりごまみそ】
・すりごま (白) 大さじ1
・みりん (煮きる) 大さじ1
・みそ 大さじ1
【アンチョビオリーブ】
・アンチョビ (フィレ/みじん切り) 2枚分
・にんにく (すりおろす) 小さじ1/4
・オリーブ油 大さじ1
・バルサミコ酢 小さじ2
【黒酢しょうがじょうゆ】
・しょうが (すりおろす) 1かけ分
・黒酢 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1

下ごしらえ・準備

◆蒸し道具◆

1 せいろ
竹や木でつくられた蒸し器。蒸気の上がった鍋の上に置いて蒸す。ふたと食材を入れる段をセットで使い、段を重ねると蒸せる量が増える。ここでは直径24cmのせいろを使用。

! ポイント

※せいろ初心者さんにはコレ!
2~3人用にぴったりなのは、直径20~24cmのせいろ。2段あると、下の段で肉、上の段で野菜を蒸したり、下の段でおかずをつくりながら、上の段でご飯を温めるなど、効率的にコンロを使える。直径27~30cmのせいろだと、耐熱皿を入れて蒸すのに便利。

2 蒸し板~あると便利~
鍋やフライパンとせいろの間にかませて使う。

つくり方

1

れんこんはよく洗って、皮ごと2cm厚さの輪切りにし、サッと水にさらして水けをきる。にんじんはよく洗って皮ごと四~六つ割りにする。里芋はたわしでしっかりと洗う。ブロッコリーは小房に分ける。【すりごまみそ】、【アンチョビオリーブ】、【黒酢しょうがじょうゆ】はそれぞれよく混ぜ合わせる。

! ポイント

にんじんは縦に切ることで、柔らかくなりすぎず、ほかの野菜と同じタイミングで火が通る。

2

せいろにれんこん、にんじん、里芋を並べてふたをする。たっぷりの湯を沸かした鍋にのせ、強火で15〜20分間蒸す。ブロッコリーを加え、再びふたをして2分間蒸し、野菜に竹串を刺してスッと通ったら火から下ろす。3種のたれを添える。

! ポイント

火の通りにくい里芋は、重ならないようにせいろに並べる。あとから加えるブロッコリーの場所をあけておくとよい。

全体備考

◆せいろを使った”基本の蒸し方”◆
1.水でぬらす
使う前にせいろをサッとぬらし、焦げにくくする。

2.オーブン用の紙を敷き、具材をのせる
オーブン用の紙は外にはみ出しすぎないようにし、せいろを煮汁や油から保護する。根菜や厚みのある肉など、火の通りにくい具材は下に並べる。
 ~耐熱皿をのせて蒸す料理のとき~
  蒸気の通り道をつくるのがポイント。せいろと皿の間に箸をはさんで底上げすると、蒸気が全体に回りやすくなる。

3.湯はたっぷり!
せいろに蒸気をしっかり上げるため、湯は常にグラグラと沸騰させておく。長時間蒸す場合は、途中で湯の量を確認し、適宜湯を足す。

4.常に強火で
いよいよせいろをのせて蒸していく。せいろ蒸しは強火が基本。

5.使い終わったら乾燥
せいろは基本的に洗わず、使用後は布巾などで拭き、しっかり乾燥させる。においが気になる場合は、たわしで軽く水洗いする。


◆せいろ蒸しはいいことずくめ!◆
その1: 蒸すことで素材の味が濃く、うまみがしっかり味わえるので、うす味でも満足感たっぷり!
その2:ゆでたり焼いたりするより、水分が逃げないので肉や魚がふっくら、しっとり仕上がる!
その3:調理器具とお皿、両方を兼ね備えているので、洗い物が少ない!
その4:せいろ蒸しは基本的に常に強火。火加減の調整が必要ないので失敗知らず!

きょうの料理レシピ
2025/12/01 蒸しおかず決定版!

このレシピをつくった人

ワタナベ マキ

ワタナベ マキさん

グラフィックデザイナーを経て料理研究家に。母や祖母から伝えられた手仕事に現代的なセンスを取り入れた、温かみのあるナチュラルレシピが人気。

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