味よし、姿よしの極意は、柔らかく煮た豆を薄い砂糖みつに浸すことです。漆黒の宝石のような黒豆を召し上がれ。
酢の物は一品あると、はし休めにもなって重宝です。
魚のすり身の代わりに木綿豆腐を使います。なめらかにすり混ぜた豆腐が入っただて巻きは、ふわっとやさしい口当たりです。
材料を全部下ごしらえしておいて、毎日その日の分だけ煮上げます。この方法だと日持ちさせるために濃い味にする必要がなく、毎日つくりたてのおいしさが楽しめます。
短時間で煮上がるよう早煮昆布を使い、中身も魚系より手間のかからないごぼうに。このほうが日もちもよくなり一石二鳥です。ごぼうは風味のよい泥つきがおすすめ。
足かけ3日かかりますが、実作業は3時間ほど。下煮を2回に蒸し1回、砂糖は二度に分けて徐々に味を浸透させるのが野崎流。
青のりを加えると、「田作りは甘辛いだけで・・・」という方にも好評です。
歯ごたえは楽しいが味わいに欠ける数の子も、味噌漬けなら風味が増しおいしくなります。
関東の定番はあっさりした雑煮です。
パリパリとサラダ感覚で若い方にも好評な、梅型のなますです。盛りつけのアクセントに。
けしの実をふってそのまま食べてもよく、蒸しずしや中国風ちまきにも重宝