
きょうの料理レシピ
ハッシュドビーフ
牛肉とたまねぎの濃厚なうまみが、トマトの酸味で爽やかに。後味が軽やかで、ご飯にも、パスタにも合います。
写真: 伊藤 菜々子
エネルギー
/790 kcal
*1人分
塩分/1.2 g
*1人分
調理時間
/60分
材料
(2~3人分)
- ・牛切り落とし肉 400g
- ・たまねぎ (小) 2コ(300g)
- ・バター (食塩不使用) 50g
- *有塩でも可。仕上げの塩で味を調整する。
- ・白ワイン カップ1/2
- ・トマトピュレ 100g
- ・ご飯 (温かいもの) 適量
- ・オリーブ油
- ・塩
- ・黒こしょう (粗びき)
つくり方
1
たまねぎは縦半分にし、繊維に沿って薄切りにする。ボウルに牛肉とオリーブ油大さじ1弱(10g)を入れ、手で肉をほぐしながら油をまとわせる。塩2つまみを加え、まんべんなくもみ込む。
2
フライパンに油をひかずに1の牛肉の半量を広げて入れ、強めの中火にかける。焼き色がついたら木べらでサッと炒め、ボウルに取り出す。残りも同様に炒めて取り出す。
! ポイント
<香ばしさがおいしさになる>牛肉はむやみに触らず、焼くように炒めて香ばしさをつけます。完全に火を通さなくてOKです。
3
同じフライパンに水を約1cm深さまで注ぎ、1のたまねぎとバターを加えて強めの中火で煮る。水分がとび、たまねぎの縁が色づいたら木べらで炒め、再び水をヒタヒタに注いで煮詰める。同様に煮ると炒めるを約40分間繰り返し、たまねぎがあめ色になるまで火を通す。
! ポイント
<水を加えながら炒めてOK!>たまねぎは、焦げそうになったら水を加え、根気よく炒め続ければ、あめ色になります。
4
2でボウルに取り出した牛肉を汁ごとフライパンに戻し入れ、白ワインとトマトピュレを加えて混ぜ合わせる。水を牛肉がかぶるくらいまで注ぎ、時々混ぜながら牛肉が柔らかくなるまで煮詰める。食べてみて堅かったら再び水を加え、煮込む。仕上げに強火にして水分をとばし、塩1gと黒こしょう適量で味を調えて火を止める。器にご飯と一緒に盛る。
! ポイント
<3つの“ない”で、グンとおいしく>煮込むとき、“混ぜすぎない”“ふたをしない”“アクを取らない”を守れば、グンとおいしくなります。
全体備考
◆あめ色たまねぎは、うまみの素(もと)◆
たまねぎは、野菜のなかでも甘み成分が多く、あめ色になるまで“煮る&炒める”を繰り返して水分をとばすと、さらに甘さを強く感じます。時間がかかるので、多めにつくるのがおすすめです。煮込み料理やオニオングラタンスープ、カレーのベースにも使えるので、小分けにして冷凍保存すると、便利です。
1.水に、薄切りにしたたまねぎとバターを加えて一緒に煮ます。
(煮込む間、水は適宜足します。)
2.約10分後、たまねぎが透明になります。
(ポタージュやシチューなど白い料理に使えます。)
3.約20分後、ようやくきつね色に。
4.約30分後、焦げ茶色に。
(たまねぎがネットリして、つやが出てきます。)
5.約40分後、あめ色たまねぎの完成!
(焦げる寸前まで火を通すと、ほぼペースト状に。)
きょうの料理レシピ
2025/02/19
おやじシェフのこれならできるでSHOW
このレシピをつくった人

谷 昇さん
東京・神楽坂にあるフレンチレストランオーナーシェフ。2度フランスへ渡り修業し、帰国後、複数の店でシェフを務めた後に自身の店をオープン。応用しやすい自由なレシピと、歯切れよく明快な解説で人気を集めている。


















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