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きょうの料理レシピ

小梅の梅酒

お気に入りの蒸留酒に漬けて、その姿を愛めでながら家族とグラスを傾ける夜を楽しみに待ちます。

小梅の梅酒

写真: 竹内 章雄

材料

(つくりやすい分量)

・小梅の青梅 (下処理したもの) 400g
*下ごしらえ参照。
・氷砂糖 300g
・ウイスキー 720ml
*ブランデー、ウォッカなど、アルコール分20度以上の蒸留酒やホワイトリカーでもよい。

下ごしらえ・準備

梅の下処理

1 ボウルや洗いおけにたっぷりの水をはって梅を入れ、やさしく洗ってざるに上げる。洗ったあと、新しい水に2〜3時間つけてアク抜きをする。

! ポイント

勢いよく流水をかけるのは厳禁。梅を傷つけないように、ため水で洗う。

2 紙タオルや清潔な布巾で水けを拭きながら、なり口のヘタを竹串で刺して取る。

! ポイント

何度も刺すと梅が傷ついてしまうので、取りにくいものはそのままで。

3 くぼみに水が残っていたら落としてざるに並べ、時々上下を返して1~2時間乾かす。

! ポイント

水けが残っているとかびなどの原因になるので、しっかりと乾かすこと。

つくり方

1

保存瓶(全体備考参照)に氷砂糖1つかみを入れて小梅を加え、残りの氷砂糖を加える。ウイスキーを注ぎ、ふたをして瓶を揺すってなじませる。暗く涼しい場所に置き、氷砂糖が溶けるまでは1日1~2回、瓶を揺すって全体を混ぜる。

全体備考

◆小梅が手に入ったら!◆
親指の先ほどのサイズのかわいい小梅は出回るのが特に早く、また、店頭に並ぶ期間がとても短いもの。蒸留酒やはちみつに漬けるなら、冷凍したものでも大丈夫。すぐに使わない場合は下処理をしてから冷凍し、1か月以内に漬け込みましょう。

◆容器の消毒(ここでは容量2リットルの保存瓶を使用)◆
梅の保存食に使う容器は、酸に強いガラスやホウロウのものがおすすめです。梅の下処理と同時に、容器や道具なども消毒してからつくりはじめましょう。
●アルコールを使う場合
きれいに洗って水けを拭いた容器に食品用アルコールを吹きかけ、自然に乾燥させるか、紙タオルで拭き取る。熱湯厳禁の容器やふた、大きな瓶などはこの方法で。
●煮沸する場合
耐熱ガラスの容器は煮沸消毒も可。内側に布巾を敷いた鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで弱めの中火にかける。沸騰後、5分間ほど煮沸し、拭かずに自然に乾かす。

●飲みごろ
1か月後から。

きょうの料理レシピ
2024/06/03 私の梅の手仕事 いろいろな梅で梅遊び

このレシピをつくった人

井澤 由美子

井澤 由美子さん

旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理と、江戸っ子らしい気さくで温かな人柄が表れた料理が人気。とくに発酵食品のレシピ開発はライフワーク。体を健やかに保つ薬膳と組み合わせた独自のレシピメソッドも提案している。
企業商品開発、カタログ、講演、著者多数。レモン塩、乳酸キャベツブームなどの火付け役としても知られる。

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