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きょうの料理レシピ

新しょうがの甘煮

新しょうがを甘く煮てレモンを加えた、爽やかな甘煮です。アイスクリームのソースにしたり、ジンジャーエールにしたりといろいろ楽しめます。

新しょうがの甘煮

写真: 鍋島 徳恭

材料

(つくりやすい分量)

・新しょうが 500g
・グラニュー糖 350g
・レモン汁 1コ分

つくり方

1

新しょうがは包丁の先で皮を薄くこそげる。

2

1を繊維に沿ってごく薄切りにし、数枚ずつ重ねて繊維に沿ってせん切りにする。向きを変えてごく細かいみじん切りにする。

! ポイント

繊維に沿って切ると、薄く、細く切りやすい。

3

ホウロウ(またはガラス)の鍋に新しょうがとグラニュー糖を入れ、混ぜ合わせる。水分が出てくるまで、そのまましばらくおく。

! ポイント

すぐに火にかけると焦げやすいので、しばらくおいて水分を出す。

4

弱火にかけ、耐熱のゴムべらなどで絶えず混ぜながら、水けが少なくなるまで煮る。

5

半量以下になるまで煮詰まったら、火から下ろしてレモン汁を加え、混ぜ合わせる。

! ポイント

レモン汁を加えるときれいなピンク色になる。

6

粗熱を取り、清潔な保存容器に移す。すぐに食べられる。

全体備考

【保存】
冷蔵庫で約1か月間。

【道具のこと】

「ホウロウ容器」
ホウロウの容器は酸や塩に強いので、保存食づくりには欠かせない。特に口径が30cm以上あるものは、素材を洗ったり、水につけたりなどの下準備に重宝する。また、漬物用のおもしがない場合は、ホウロウ容器にビー玉などを入れて代用するとよい。重さの調節が簡単で、場所をとらない。

「ガラスの保存瓶」
密閉して冷蔵庫で長くおくのに便利。ふたもガラス素材のものは、塩や酸が強いものでもサビる心配がない。

※どちらもきれいに洗い、乾いた布でしっかり水けを拭き取ってから使う。

【新しょうが】

皮に傷がなくて、切り口がみずみずしいものを選ぶ。色が白くつやがあり、切り口の赤い茎が鮮やかなものを。ひねしょうがに比べて繊維が柔らかく、爽やかな辛みがある。「大きく、見るからに新鮮なものを選ぶとよいでしょう」(松田さん)

※ひねしょうがでつくる場合は切ってから湯通しし、煮る前に少量の水を加える。

◆アイスクリームのソースに◆
新しょうがのピリッと爽やかな辛みが、アイスクリームのひんやりした甘さにぴったり。清涼感あふれる味わいが広がります。

◆ほかにはこんな食べ方も◆
ヨーグルトに入れたり、カレーに薬味として添えてもおいしい。
夏の煮物の仕上げに加えると、香りがよく、すっきりとした味わいに。

【このレシピを使ったおすすめの料理はこちら】
自家製ジンジャーエール
しょうが紅茶

きょうの料理レシピ
2017/06/05 松田美智子 初夏の保存食

このレシピをつくった人

松田 美智子

松田 美智子さん

都内で料理教室を主宰。惣菜からもてなし料理、保存食まで、和洋中のジャンルを超えて幅広く指導。鍋料理の本も執筆。テーブルウェアの開発などにも携わる。

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