
きょうの料理レシピ
広東風チャーシュー
脂が程よくある豚肩ロース肉の塊を甘辛のたれにつけ込み、お手軽にオーブンで焼き上げます。たれにつける時間さえ守れば、手順はとても簡単。大豆の八角煮を添えて、本格派の味をご家庭でもどうぞ。

写真: 松島 均
エネルギー
/550 kcal
*1本分
調理時間
/30分
*豚肉をつけ込む時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/4本分)
- ・豚肩ロース肉 (塊) 約1kg
- *500gの塊2本。
- 【つけだれ】
- ・紅腐乳(ホンフールー) 40g
- *全体備考参照。
- ・甜麺醤(テンメンジャン) 50g
- *全体備考参照。
- ・砂糖 200g
- ・しょうゆ 120g
- ・塩 10g
- ・五香粉(ウーシャンフェン) 小さじ1
- *全体備考参照。
- ・ごま油 20g
- ・ねぎ (青い部分) 1本分
- ・しょうが (薄切り) 1かけ
- ・にんにく 1かけ
- ・はちみつ 50g
つくり方
肉を切り分ける
1
豚肩ロース肉は厚みを半分に切り分ける。
2
手のひらで押して、厚みが2cmになるように平たくする。
! ポイント
厚みをそろえることで、たれのしみ込み具合が均等になる。
3
余分な肉を切り取り、きれいな長方形になるようにする。
! ポイント
端は焦げやすいので、取り除く。炒め物などに使うとよい。
4
残りの肉も同様に切り、200~230g程度の塊を4つつくる。
肉を【つけだれ】につける
5
肉に竹串を刺して、全体に穴を開ける。裏面も同様に、1つにつき100か所程度の穴を開ける。
! ポイント
穴を開けることで、たれが中までしみ込みやすくなる。
6
【つけだれ】をつくる。ボウルに紅腐乳を入れ、泡立て器でくずしながら細かくする。
7
残りの調味料を順に入れて、そのつどよく混ぜる。最後に、ねぎ、しょうが、包丁の腹でつぶしたにんにくを加える。
8
ポリ袋に肉と【つけだれ】を入れ、口をしばる。袋の上から少しもんで全体になじませ、冷蔵庫に入れて24時間おく。
! ポイント
24時間以上つけると、味がしみすぎて、肉が堅くなる。
オーブンで焼く
9
天板にオーブン用の紙を敷いてから網を置き、その上に肉を並べる。200℃のオーブンで10分間焼く。
! ポイント
網の上で焼くことで、全体に均一に火が入る。たれや脂が落ちるので、オーブン用の紙を敷いておくとよい。
10
いったん取り出して、表面にはちみつを塗る。裏返してはちみつを塗り、さらに10分間焼く。
11
竹串を刺してみて、透明な肉汁が出てきたら焼き上がり。まだの場合は、180℃のオーブンでさらに5~10分間ほど焼く。
12
焼き上がりにもう一度、表面にはちみつを塗り、粗熱を取る。
! ポイント
ほんのり温かいぐらいがおいしい。食べきれない分は、ラップに包んで冷蔵庫で2〜3日間保存可能。電子レンジかオーブンでサッと温めてから食べる。
全体備考
【紅腐乳(ホンフールー)】
豆腐を塩漬けにして紅麹(こうじ)で発酵させたもの。独特のうまみがあり、肉を柔らかくする効果がある。中国食材店などで手に入る。なければ塩麹を使ってもよい。
【甜麺醤(テンメンジャン)】
小麦粉に麹などを加えて発酵させた中国の甘みそ。ねっとりとしたまろやかな味が特徴。
【五香粉(ウーシャンフェン)】
ういきょう、桂皮、花椒(ホワジャオ)、丁字、陳皮などの粉末を混ぜ合わせたもの。混ぜ合わせる香辛料は地方によって異なる。
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大豆の八角煮
きょうの料理レシピ
2012/05/17
一品入魂
このレシピをつくった人

新山 重治さん
16歳で中国料理の道に入り、都内のホテルや中国料理店の料理長を経て、2004年に独立。中国料理の枠を外さずに、発想豊かな料理をつくり続けている。
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