
きょうの料理レシピ
いちごラズベリージャム
酸味の強い春のいちごと冷凍のラズベリーで、ジャムづくりに挑戦!2種類のベリーを合わせることで、深みのある赤色と、うっとりするような香りが生まれます。

写真: 宮濱 祐美子
エネルギー
/2120 kcal
*全量
塩分/0 g
*全量
調理時間
/50分
*いちごとラズベリーの水分を引き出す時間、ジャムを冷ます時間は除く。
材料
(容量140mlの保存瓶7~8コ分)
- ・いちご 500g
- ・冷凍ラズベリー 500g
- *業務用の食料品店やインターネットなどで入手できる。冷凍ミックスベリーで代用してもよいが、仕上がりの色は異なる。生のラズベリーでもよい。
- ・グラニュー糖 450g
- ・レモン汁 1コ分(カップ1/4)
- ・キルシュ 小さじ1
- *あれば。
- ・ミントの葉 (生) 適量
下ごしらえ・準備
保存瓶とふたを消毒し、乾かしておく。
1 布巾を敷いた鍋に保存瓶を並べてかぶるくらいの水を加え、中火にかける。沸騰したらそのまま2分間ほど熱して消毒する。
2 湯をきって逆さまにし(やけどに注意)、清潔な布巾の上で乾かす。ふたは熱しすぎると密閉性が弱まるので、熱湯にサッとくぐらせて乾かす。
! ポイント
ジャムを入れる瓶とふたは新しいものを使い、消毒しておくと、保存性が高まる。
不織布のお茶用パックにミントを入れる。
3 ミントはいちご特有のくせを抑えてすっきりと仕上げるため、省かずに。お茶用のパックに入れておくと、あとで取り出しやすい。
つくり方
果物の水分を引き出す
1
いちごはヘタを取り、大きいものはラズベリーと同じくらいの大きさに切って、直径24cmの鍋(ステンレスやホウロウなど酸に強いもの)に入れる。冷凍ラズベリー、グラニュー糖の半量、レモン汁を加えて木べらで混ぜる。
! ポイント
ラズベリーは解凍せず、凍ったまま鍋に入れてよい。
2
10分間ほどおいて、グラニュー糖が溶け、いちごとラズベリーから水分が出てきたら、鍋を中火にかける。
煮立たせてアクを取る
3
最初は混ぜずにしっかりと煮立たせ、全体にアクが出てきたら、1か所に寄せてきれいにすくい取る。
4
残りのグラニュー糖の半量を加えて混ぜ、再び煮立ったら3と同様にアクを取る。これをもう一度繰り返す。
! ポイント
アクはこまめにすくうのではなく、しっかり煮立たせてからまとめてすくい取る。
5
鍋底からきめの細かい泡がモクモクと沸き、アクが少なくなるまで、時々混ぜながら10分間ほど煮る。煮汁の赤色が濃くなったら、ミントを加える。
6
ミントの香りが出て、ゆるくとろみがついたらミントを除き、キルシュを加える。焦がさないように木べらで鍋底からしっかりと混ぜ、1分間ほどアルコールをとばして火を止める。
瓶に詰めて煮沸する
7
ジャムが熱いうちに、保存瓶に9分目まで入れる。瓶の口についたジャムは、紙タオルなどで拭き取る。
! ポイント
やけどに注意。注ぎ口の細いレードルで注ぐか、ジャム用のろうとを使うとこぼれにくい。
8
すぐにふたを軽く閉めて1分間ほどおき、ふたを一瞬ゆるめてしっかりと閉め直す。
! ポイント
こうすると、瓶の口の付近にたまっていた空気が抜けて密閉性が高まる。瓶は熱いので直接触らず、厚手のゴム手袋や滑り止め付きの作業用手袋をはめて作業するとよい。
9
熱いうちに布巾を敷いた鍋に並べ入れ、瓶の肩までぬるま湯を注いで中火にかける。沸騰したら10分間ほど熱して瓶を取り出し(やけどに注意)、自然に冷ます。
全体備考
●保存
未開封で、冷蔵庫で約4か月間(開封後は早めに食べきる)。
きょうの料理レシピ
2025/04/15
おやつのじかん
このレシピをつくった人

赤曽部 麗子さん
さまざまな果物のジャムづくりを研究し、教室で教えているほか、商品のプロデュースや監修、日本各地の町おこしにも携わる。
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