吉村 昇洋 さん
ヨシムラ ショウヨウ
禅僧・精進料理教室主宰
写真:蛭子 真
プロフィール
広島県の曹洞宗八屋山普門寺・副住職。臨床心理士。相愛大学非常勤講師。曹洞宗大本山永平寺での修行生活の中で、調理を行う「大庫院」に所属。現在は精進料理教室を主宰。また、「料理僧三人衆」の一人として食を通じて仏教を伝える活動に励む。
料理ジャンル 和食・日本料理
吉村 昇洋 さんの人気レシピ
白がゆ
心と体をいたわる「白がゆ」。コトコト煮て、米本来のうまみを引き出します。ポイントは、サラッと仕上げるために、お米は吸水させず沸騰した湯に加えることです。
きのこの土鍋ご飯
きのこのうまみをしみじみと感じられる炊き込みご飯。炊く前にきのこを炒めておくことでうまみを引き出し、半量は炊き上がりに加えて、香りと食感を生かします。
新じゃがいものコロッケ
【滋味を味わう“禅寺ごはん”】具に野菜の皮やだしがらを使い、食材を大切に生かします。衣のつなぎは卵のかわりに長芋を使います。
ふろふき大根 ごぼうみそ添え
いちばんおいしい冬の大根の味を生かすために、シンプルに調理します。ごぼうみそは多めにつくり、白がゆと合わせてもおいしいくいただけます。
きのこのみそ天ぷら
お寺では、天ぷらはハレの日のごちそうです。えのきだけの根元も丁寧に処理をすれば、いい食感に。みその香りが香ばしい。
きのこのとろり汁
なめこと里芋のとろみがおいしい、とろり汁。クツクツと煮込んで、素材のうまみを十分に出します。
エリンギの浅漬け
エリンギを昆布と漬けて、うまみを深めた浅漬けです。だしをとったあとの昆布も、むだなく使い切ります。
スナップえんどうの白あえ
【滋味を味わう“禅寺ごはん”】精進料理では、豆腐は貴重なたんぱく源です。時間をかけて水きりした豆腐を、口当たりがなめらかになるまで、じっくり丁寧に裏ごしします。