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きょうの料理レシピ

きんめだいの煮つけ

上品な甘みの煮汁をまとったきんめだいは、中まで味を含んで、ふっくらとした仕上がり。澄んだ味わいの煮つけは、ひと手間かけた下ごしらえと丁寧なアク取りによって生まれます。砂糖としょうゆのシンプルな味つけながらもきんめだいの脂と合わさると、品のある、力強い味わいになります。

きんめだいの煮つけ

写真: 大山 裕平

エネルギー /140 kcal

*1人分

塩分/1.4 g

*1人分

調理時間 /20分

材料

(2人分)

・きんめだい (切り身) 2切れ(110g)
・厚揚げ 40g
・絹さや (ヘタと筋を取り、熱湯でサッとゆでる) 4枚
・しょうが (薄切り) 2枚
【A】
・砂糖 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・酒

つくり方

1

きんめだいは皮に十文字に切り目を入れ、皮側を上にしてざるにのせる。熱湯適量を回しかけて霜降りをし、冷水にとって水けをしっかり拭く。厚揚げは食べやすく切る。

! ポイント

皮に切り目を入れると味を含みやすくなる。霜降りをすると汚れやくさみが取れ、澄んだ仕上がりに。冷水で身をしめて、うまみを閉じ込める。

2

鍋に1のきんめだい、しょうが、水カップ1、酒40mlを入れ、強めの中火にかける。沸いたらアクを取り除く。

! ポイント

丁寧にアクを取ると、煮汁が澄んで煮上がりもきれいに。

3

【A】を順に加えてひと煮立ちさせ、オーブン用の紙(またはアルミ箔(はく))で落としぶたをして弱火で3分間煮る。

! ポイント

砂糖は分子が大きく食材に浸透しにくいので、砂糖から加えると、甘みがしっかり切り身に入る。火を均一に入れるため、落としぶたは必須。煮汁の蒸発も防ぐ。さらに弱火でじっくり火を通すと煮くずれしにくく、ふんわりと煮上がる。

4

オーブン用の紙を半分外して1の厚揚げを加え、再び落としぶたをして2分間煮る。最後に絹さやを加えてサッと温め、器に盛る。

! ポイント

時間差で厚揚げを加えて味を含ませ、絹さやは温める程度にして、きれいな緑色をいかす。

全体備考

◆奥田さん直伝 プロの技!◆
1.魚の切り身は、煮る前に霜降りをし、汚れと雑味を取り除く。
2.アクを丁寧に取り除いてから調味料を加えると、煮汁が清らかに。
3.付け合わせの厚揚げと絹さやは、時間差で加えてそれぞれの持ち味をいかす。

きょうの料理レシピ
2025/10/20 シェフのON&OFFごはん

このレシピをつくった人

奥田 透

奥田 透さん

東京・銀座を拠点に、パリにも展開する日本料理店の店主。その実力は国内外で高く評価され、正統派の日本料理が味わえる店として、訪れる人が絶えない。

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