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きょうの料理レシピ

あじとたまねぎの三杯酢

刺身を器に盛って塩をして、たまねぎのスライスをふんわりのせ、三杯酢をかけるだけですが、食材がお互い引き立てあう一品。食べる時に、さっくりあえるのがポイントです。

あじとたまねぎの三杯酢

写真: 澤井 秀夫

エネルギー /90 kcal

*1人分

塩分 /1.20 g

*1人分

調理時間 /20分

*冷蔵庫で冷やす時間は除く。

材料

(4人分)

・あじ 2匹
*1匹180~200g。
・たまねぎ 1コ(200g)
*あれば新たまねぎを使い、好みで紫たまねぎを彩りに加えてもよい。
【三杯酢】
・酢 カップ1/2
・砂糖 大さじ1+1/2
・塩 小さじ1/2
・うす口しょうゆ 小さじ1/2
・塩

下ごしらえ・準備

あじのおろし方
~ウロコを取る~

1 尾から頭に向かって包丁を動かし、ウロコをこそげ取る。背や腹、ヒレの周りのウロコもしっかり取る。

~ゼイゴを取る~

2 尾の付け根からゼイゴの下に刃先を入れてそぎ取る。裏面も同様に。

~頭を落とす~

3 胸ビレと腹ビレごと、頭を斜めに切り落とす。

~内臓を出す~

4 頭の切り口から尻ビレまで包丁を入れて腹を切り開き、包丁の切っ先で内臓をかき出す。

~水でよく洗う~

5 ウロコや血合い(中骨に沿って付いている筋状の血の塊)を水でよく洗い落とす。魚の水けをしっかり拭き取る。腹の内側も丁寧に拭く。

~三枚おろしにする~

6 腹の切り口から包丁を入れ、尻ビレの上に包丁の刃先を沿わせ、中骨まで身を切り離す。向きを変えて、背ビレの上に包丁を沿わせ、中骨まで身を切り離す。

7 尾の付け根に包丁を差し込み、身を中骨から切り離す。
●「二枚おろし」になった●

! ポイント

骨の付いた側を見ると、頭の付け根から尾ビレまでまっすぐに伸びる中骨、この中骨の上下から出ている細い骨とその延長線上に背ビレ、尻ビレがあり、これらが一続きの平らな板のようになっているのがわかる。この一枚の板の両側から身をはずすことが、「三枚おろし」となる。

8 反対側の身も同様に、背側、腹側から切り込みを入れ、中骨から身を切り離し、尾の付け根を切って身をはずす。
●「三枚おろし」の完了●

~腹骨を取る~

9 はずした身に残る、内臓を守るためにある腹骨を取り除く。ワタの入っていたところに細い骨(腹骨)があるので、包丁をねかせて入れ、薄くそぎ取る。

~小骨を取る~

10 中骨のあった両側に小骨がある。指で触って確かめ、小骨の両脇に包丁を入れて血合いごと切り取る。半身が2本の切り身になる。

つくり方

1

あじは「下ごしらえ・準備」を参照して三枚おろしにし、腹骨、小骨を除いて1匹を4本の切り身にする。

2

1をそれぞれ、頭側から皮と身の間に爪の先を入れて皮をはがし、ゆっくり引っ張りながらむく。使うまで冷蔵庫で冷やしておく。

3

【三杯酢】の材料を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。

4

あじを清潔なまな板で引き切りにして刺身にする。器にうすく塩をして、あじを盛り、上からもうすく塩をする。

! ポイント

塩で魚のうまみを引き出す。

5

たまねぎを薄切りにして、あじの上に盛り、【三杯酢】をかける。

! ポイント

たまねぎを盛ったところで、冷蔵庫で冷たく冷やすとよい。

きょうの料理レシピ
2018/07/05 【公開復興サポート 明日へ】食べもののちから

このレシピをつくった人

土井 善晴

土井 善晴さん

おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。

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