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きょうの料理レシピ

ふきと牛肉の春香巻き

束ねたふきを芯にして、牛肉を巻いてつくるおかずです。切り分けるとのぞく、ふきのグリーンと刻んで散らした木の芽の香りが、春を運びます。

ふきと牛肉の春香巻き

写真: 宮濱 祐美子

エネルギー /230 kcal

*1人分

塩分 /1.80 g

*1人分

調理時間 /20分

材料

(2人分)

・ふき (茎/下ゆでしたもの) 1~2本分(70g)
・牛肉 (薄切り) 2枚(100g)
【A】
・みりん カップ1/2
・酒 大さじ4
・しょうゆ 大さじ1+1/3
・木の芽 (刻む) 適量
・小麦粉
・サラダ油 適量

下ごしらえ・準備

ふきを切る

1 ふきは葉がある場合は葉と茎に分け、茎は鍋(またはフライパン)に入る長さに切る。

板ずりをする

2 茎に塩適量をふってまな板にこすりつける(板ずり)。

! ポイント

◎板ずりでアク抜きを◎
板ずりをすることで表面がなめらかになり、アクが抜けて調味料も入りやすくなる。また、ふきについた塩は洗わずにそのまま一緒にゆでることで、色もきれいに仕上がる。

ゆでる

3 鍋にたっぷりの湯を沸かし、茎の太い部分を入れる。中火で1分間ゆでたら、細い部分を加え、さらに2分間ゆで、冷水にとる。

4 茎は水の中で切り口のところから引くようにして皮をむき、水で軽く洗って水けをきる。皮は「ふき豆腐(全体備考参照)」に使っても。

5 葉がある場合は3の鍋に葉を入れ、中火で3分間ゆで、冷水にとる。

保存

6 すぐに使わない場合は保存容器にふきを入れ、かぶるくらいの水に浸して冷蔵庫で保存する。葉も一緒に保存可能。

! ポイント

◎下ゆでして日もちをよく◎
生のままでおいておくとアクが強くなるので、ふきは買ったらすぐに下ゆでをする。水を2日おきにかえれば、1週間ほど保存できる。

つくり方

1

ふきは10cm長さに切り、水で軽く洗って水けをきり、小麦粉をはけで薄くまぶす。【A】は混ぜ合わせておく。

2

広げた牛肉にふきを3~5本のせ(束ねた断面が直径2cmほどになるようにする)、手前からクルクルと巻く。

3

フライパンにサラダ油適量を中火で熱し、2の巻き終わりを下にして入れ、時々転がしながら全体を軽く焼く。紙タオルでフライパンの脂を拭き取り、【A】を加えて強火にする。

4

2分間ほどして全体に火が入ってきたら肉巻きを取り出し、汁はそのまま煮詰める。煮汁の泡が大きくなってきたら肉巻きを戻し、煮からめる。

5

取り出して4等分に切り分け、器に盛り、木の芽を散らす。

全体備考

◆「ふき豆腐」のつくり方◆(12×7cmの流し函<かん>1コ分)
下ごしらえで除いてしまう皮を使った一品。
<材料>
ふきの皮30g、無調整豆乳150ml、水カップ1/2、うす口しょうゆ小さじ1+1/2、粉ゼラチン5g、【べっこうあん】[だし120ml、しょうゆ・みりん各大さじ1+1/3、削り節2g、水溶きかたくり粉適量]
<つくり方>
ふきの皮は細かく刻み、豆乳、水、しょうゆと温めて粉ゼラチンを混ぜ、型に流して固める。好みで【べっこうあん】をかけると、いっそうおいしくなる。

きょうの料理レシピ
2020/03/17 おさらい和食塾

このレシピをつくった人

野﨑 洋光

野﨑 洋光さん

日本料理店の総料理長でありながら、つくりやすくて分かりやすい料理教室も主宰。温かい人柄にファンも多い。

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