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2018/09/25

腸から始まる美と健康 Vol.2 肥満予防は腸簡単!

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食事の量を減らしているのに、なかなか痩せない、あるいは一時的に体重が減っても、すぐにリバウンドしてしまう…。それは、もしかしてダイエットの方法が間違っているのかも?

かつて肥満といえば過食や運動習慣の偏りなどが原因とされてきましたが、近年になって腸内環境の影響が指摘されるようになってきました。
「まず、便秘をしていたら痩せません。便を溜めてる人は栄養不足に陥りやすく、しかも、ついて欲しくない脂肪がつきやすい体質になっています。本気で痩せたいと願うなら腸内環境を整えることが一番の近道。気持ちの良いお通じが習慣化すれば、無理なダイエットはもう不要です。」と小林先生。

「そもそも、便秘がちで腸のバランスが悪い上、食べないダイエットを続けることは、カラダにとっては拷問以外の何ものでもありません。また、下剤に頼り切りだったり、腸内環境が悪いとカラダのすべてが負のスパイラルに陥り、10歳代、20歳代の人でも60歳代、70歳代の人のような腸になってしまいます。逆にシニアの方でも『腸内フローラ』のバランスが良好ならば、便秘知らずの『健美腸』をキープできるんですよ」と小林先生。

というのも、便秘が続くと老廃物と有害物質が再吸収されてしまい、栄養素は細胞に吸収されなくなります。すると栄養素は脂肪に蓄えられ、代謝も低下し、太りやすいカラダになってしまうのです。

 

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従来の栄養学的な考え方では、エネルギー摂取量の違いが人の体型の違いをつくるとされており、太っている人ほどカロリー値の高い食事をしていて、痩せている人はエネルギーの摂取量が少ないというのが常識でした

しかし、腸内細菌研究では、腸内細菌には通称『ヤセ菌』と呼ばれる『バクテロイデス』と、痩せている人には『バクテロイデス』が多く、肥満の人には少ないことから、このバランスが体型に関わることが判ってきました。ちなみに『バクテロイデス』は腸内で食物繊維などをエサに『短鎖脂肪酸』という物質をつくり、脂肪の取り込みを抑えたり、燃やしたりする働きがあるんですよ。」と小林先生。

また、『短鎖脂肪酸』は大腸の活動のエネルギー源となり、腸内フローラの働きがよくなり、栄養素の吸収効率もアップして免疫機能も活性化します。腸の動きが活性化し、便秘予防にも役立ちます。

つまり腸内環境バランスを維持し、『バクテロイデス』を活性化させることが、『ヤセ体質』になる近道なのです。

 

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そこでまず注目したいのが『第6の栄養素』、『ダイエタリーファイバー』などとも呼ばれる食物繊維。便の形をつくり、便のもととなるのは食物繊維だけなので、便秘に悩まされている女性にとっては必須の成分です。

「食物繊維というと、ごぼうや、きのこ類などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、海藻や乾物、キウイフルーツや、バナナ、柑橘類などにも食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維をバランスよく摂るのがポイントです」と小林先生。

加えて、先生が推奨するのが日本古来の発酵食品です。
「日本古来の発酵食品である、みそ、しょうゆ、納豆なども腸の強い味方。発酵菌を利用してつくられた食品には善玉菌が多く含まれています。また第1回でも触れましたが、過度に『糖質』を敵視する糖質制限ダイエットは、あまりお勧めできません。腸内細菌のエサとなる食物繊維や糖が不足しがちになり、腸の機能が低下し、逆に便秘につながりやすくなります」。

というわけで、便秘がちな方、肥満が気になる方に食物繊維と発酵食品がたっぷり入ったとっておきのレシピを紹介!!
腸内環境を整え、健康な腸と美しいスタイルをキープしましょう!

豚汁

さけとおさつのちゃんちゃん焼き風

おぼろ昆布納豆

香りたつきのこのホイル焼き

協賛 森永乳業株式会社

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