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きょうの料理レシピ

鶏肉のべん焼き

能登の郷土料理に「べん漬け」という、いしるを使った野菜の漬物があります。その発想から生まれた川嶋さんのアレンジ料理。鶏肉と野菜にいしるの風味がしみ込み、一度食べたら忘れられないおいしさです。

鶏肉のべん焼き

写真: 原 ヒデトシ

エネルギー /410 kcal

*1人分

塩分/1.7 g

*1人分

調理時間 /30分

*鶏肉と野菜をおく時間は除く。

材料

(4人分)

・鶏もも肉 2枚(500g)
・パプリカ (赤) 1/2コ
・かぼちゃ 1/8コ(120g)
・ししとうがらし 8本
【A】
・いしる カップ1/3
*全体備考参照。
・みりん 大さじ3
・酒 大さじ3
・水 大さじ3
・にんにく (すりおろす) 小さじ1
・赤とうがらし (小口切り) 少々
・片栗粉
・揚げ油

つくり方

1

パプリカとかぼちゃは食べやすい大きさに切る。ししとうは切り目を1本入れる。

! ポイント

いしるにつけると焦げやすいので、パプリカとかぼちゃは火が通りやすいよう、厚く切りすぎないようにする。

2

鶏肉は皮を下にしてまな板に置き、軽く筋を切り、1枚を3〜6等分に切る。

! ポイント

鶏肉は筋を切っておくと、加熱しても縮みにくい。

3

ポリ袋に【A】を入れて混ぜ、12を加える。空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫に2〜3時間おく。袋から取り出し、汁けをしっかりと拭き取る。

! ポイント

途中で袋の上下を返し、全体がまんべんなくつかるようにする。

4

鶏肉は全体に片栗粉適量をまぶす。フライパンに揚げ油大さじ3~4を入れて中火で熱し、野菜を揚げ焼きにして取り出す。

5

4の鶏肉にもう一度片栗粉適量をまぶし、4のフライパンに入れて片面1分間ずつ揚げ焼きにする。取り出して耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)に1分30秒~2分間かける。フライパンに戻し入れ、両面をこんがりと焼く。食べやすく切り、4の野菜とともに器に盛り合わせる。

! ポイント

最後にもう一度揚げ焼きにして、カリッと香ばしく仕上げる。

全体備考

◆いしる◆
いかやいわしからつくられる風味豊かな魚醤(ぎょしょう)で、能登ではよく使われる。同量のしょっつるやナムプラーでもよい。

きょうの料理レシピ
2025/07/28 まんでうまい 能登の味 ~夏編

このレシピをつくった人

川嶋 亨

川嶋 亨さん

大阪・京都の日本料理店で修業した後、旅館の料理長を経て石川県七尾市に日本料理店をオープン。能登半島地震により店が被災し、現在は復興に向けて活動中。

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