2018/11/21
みそ育新聞No.13 「新たな年の食卓にみそで彩る手軽なおせちを」 PR
古くから伝わるおせち料理を大切にしつつ、「手軽につくれるもう一品」をプラスし、新年をお祝いできればと、みそ味ベースのお正月料理を考えました。
栗きんとんをつくるのは大変でも、食物繊維の少ないさつまいもを使ってアクをしっかり抜けば、裏ごしもせず、クチナシで染めなくてもやさしい色合いのなめらかなきんとんになります。関西白みその自然な甘みと塩味がきき、お味もやさしい仕上がりに。甘酢に漬けたしいたけのファルシーも、淡白なカッテージチーズに関西白みそを合わせ、米こうじ由来の甘みとともにコクと風味を添えます。この2つは、どちらも関西白みそでなければ出せないお味。普段はあまり使わないという方にもぜひ使ってみてほしいと願っています。
みそ風味の松風をおだんごにアレンジし、みそ漬けの梅型に抜いたにんじんとピックにさせば、見た目も愛らしいピンチョスに。長期熟成の豆みそ特有の濃厚なうまみ、塩角のとれたマイルドな塩けが松風の味を引き立てます。豆みその代わりに米みそや麦みそを使うときも、松風には長期熟成のみそがおすすめです。
漬けみそはつくりおきして使いまわせるように、肉用、卵黄用、野菜用をご紹介しています。それぞれ私がおすすめのみそを使っていますが、関西白みそ以外は、いつもお使いのみそでも大丈夫。ベーシックなみそ使いの技として、普段のごはんづくりでもきっと楽しんでいただけると思います。