うまみと食感で圧倒!甲州地どり~洋食の匠・大宮勝雄シェフの師弟旅・前編~ PR

山梨県のおいしいもの探訪ではもうおなじみ、洋食の巨匠・大宮勝雄シェフ。今回のお目当ては「甲州地どり」です。
放し飼いでのびのびと育った鶏は、深いうまみと引き締まった肉質が特徴。前編では、地元で人気の絶品鶏料理を堪能します!

甲府盆地の南 「甲州地どり」が飼育されている曽根丘陵
プレミアムな地鶏がいるという話を聞き、山梨の地に降り立った食いしん坊の影2つ。洋食の巨匠・大宮勝雄シェフと、その右腕として長く腕を振るってきた、延藤光昭シェフです。
「鶏肉は店でも家でも扱いやすい食材だから楽しみだね。」(大宮シェフ)
「生産地ならではのおすすめの食べ方を、是非教えてほしいです!」(延藤シェフ)

今回は延藤シェフも同行「よく晴れて、地鶏日和ですね!」(延藤シェフ)
二人がまず訪ねたのは、甲府市にある「甲州地どり市場」。
甲州地どりの生産から加工販売までを一貫して手がける直売所で、生肉はもちろん、卵や冷凍肉、常温でも楽しめる加工品などなど、さまざまな商品を販売しています。

加藤健さんと父の政彦さん お店で料理のアドバイザーを務める料理研究家の守屋若奈さん
店主で生産者でもある加藤健さんは、地元の養鶏農家の3代目。「甲州地どり」の生産は、父の代から手がけてきました。
「地鶏というと専門店などでしか食べられないイメージが強く、甲州地どりも一般的なテーブルミートとしては馴染みが薄かったんです。もっと気軽に、より多くの人に味わってもらいたいという思いで、2011年に直売所をオープンしました。」(加藤健さん)
お店には、甲州地どりを使った料理が楽しめる軽食コーナーが設けられています。
「家庭でもつくりやすい、実用的な料理を紹介することで、甲州地どりを手に取るハードルが下がればうれしいなと、レシピを研究しています!」(守屋さん)
今回は、甲州地どりの味わいがストレートに楽しめるシンプルな料理を、山梨自慢のお酒と一緒にいただけることに!一体、どんな料理とお酒が出てくるのでしょう!?

甲州地どり
甲州地どりそのものの味わいをシンプルに楽しめると、お店でも人気なのが「鉄板焼き」です。

甲州地どりの鉄板焼き
「もも肉とむね肉に塩で下味をつけて、ぶつ切りにしたねぎと一緒に鉄板で焼くだけです。鶏の皮からおいしい脂が出るので、余計な油もいりません。」(守屋さん)
さて、そのお味は?

「地鶏らしい弾力がありながら、サクッとかみ切れる。子どもやお年寄りでも食べやすそうですね!」(延藤シェフ)

「うまみがガツーンと来ますね!肉の味も複雑で味わい深い。これはうまいな~!」(大宮シェフ)
「しっかり運動させて育てているので、筋肉の繊維がきめ細かく、歯切れがいいんです。むね肉もパサつかず、柔らかくてジューシーなんですよ。」(加藤健さん)
甲州地どりのおいしさをさらに広げるのが、山梨県産のおいしいお酒。
料理に合わせ、守屋さんが選んでくれました。

「山梨県といえば、甲州種のぶどうを使った辛口の白ワイン。フルーツのようなフレッシュな香りと、シャープな味わいが魅力です。ワインが鶏肉のうまみを爽やかに引き締め、料理のシンプルな味わいが、ワインの透明感とキレを際立たせる。お互いの良さを引き立て合う組み合わせです。」(守屋さん)


「酸味のアクセントが効きますね。鶏の濃厚な味わいがいい意味でリセットされ、次の一口につながります。」(大宮シェフ)
「青リンゴのようなキレのいい香りで、一気に爽やかな気分になりますね。
甲州地どりの鉄板焼きとのマリアージュ、完璧です!」(延藤シェフ)
鶏肉料理といえば、外せないのが「親子丼」。
「卵は甲州地どりになるはずだった有精卵です。肉は甲州地どりですが卵を産ませていない鶏なので「親」ではない。なので「兄弟丼」と名付けました。甲州地どりはシャモを交配しているので、卵もその特徴を受け継いでいます。黄身が大きくてコクがあるんですよ。」(加藤健さん)

甲州地どりの「兄弟丼」と「コラーゲンスープ」
「これは、おいしすぎる…!!」
その味に、両シェフともに声を揃えての大絶賛です。
「とじた卵もトロトロで、思わず笑顔になっちゃいました。香ばしい鶏肉に甘いしょうゆダレもよく合っていて、ご飯がすすむ味ですね。」(延藤シェフ)
「卵黄が濃厚で、ソースみたいですね。甲州地どりのうまみにも負けていないなぁ。」(大宮シェフ)

「スープは、甲州地どりの骨を、水だけで6時間煮込んでます。冷凍でも販売していて、水炊きにもピッタリと人気なんですよ。」(加藤健さん)

「うまみが濃厚で、スープの自然なとろみが口の中にまとわりつきますよ。脂もいい味だなぁ。」(大宮シェフ)
ご飯に合うものは日本酒にも合うと、守屋さんが紹介してくれたのは、山梨産の酒米と、甲斐駒ヶ岳から湧き出る伏流水でつくった日本酒「七賢」です。
「上品でフルーティな飲み口が、卵とタレのまろやかさに寄り添いながら、料理全体に優しく華やぎを添えます。」(守屋さん)


「甘みがあって、卵の味によく合いますね~。山梨はワインもいいけど、日本酒もおいしいですよね。水がいいからかなぁ。」(大宮シェフ)
守屋さんが最後に紹介してくれたのが、「甲州地どりのトマトソース煮込み」です。
「にんにくと塩麹で下味をつけた甲州地どりを、山梨県産の完熟トマトで煮込みました。甲州地どりの肉は煮込んでも堅くなりにくく、溶け出した濃厚なうまみが、料理全体をコク深くまとめてくれます。煮込み料理にもピッタリなんですよ!」(守屋さん)

甲州地どりのトマトソース煮込み
合わせるのは、甲州と並ぶ山梨を代表するぶどう品種「マスカット・ベーリーA」をつかった赤ワインです。「甘い香りと穏やかな渋みで、口当たりも柔らか。トマトの酸味にもよく合います。」(守屋さん)

「肉のうまみと酸味って合うんですよね。甲州地どりとトマトがお互いうまく引きたてあって、複雑で奥深い味わいになっていますよ。」(大宮シェフ)
「皮の部分が特にうまみとコクがあっておいしいですね!程よく軽い赤ワインも、本当によく合います!」(延藤シェフ)

調理法や組み合わせる食材、お酒とのペアリングで、何通りものちがった顔を見せる「甲州地どり」。大宮シェフ、延藤シェフともに、その魅力にすっかり酔いしれました。
「おかげさまでお店に立ち寄ってくれる人も以前より多くなり、甲州地どりの価値を理解してくれる方が、増えてきていると感じています。可能性はまだまだあると思っています。」と、加藤政彦さん。
この先、どうやって魅力を広げていけばいいのか、意見交換にも熱がこもります。

旅の後編では、「甲州地どり」の飼育現場を訪ね、おいしさの秘密にせまります!お楽しみに!

山梨県のブランド地鶏「甲州地どり」。独特の深い味わいと食べ応えで、全国にファンを増やしています。
現地を訪ね、調理法や食材の組み合わせで幾通りもの新しい魅力が生まれることを知った大宮・延藤両シェフ。旅で得たヒントをもとに、甲州地どりの新レシピを提案します。
レシピは、11/14(金)の記事後編の公開とともに、みんなのきょうの料理に掲載します。どうぞお楽しみに!

清らかな水、降りそそぐ光、豊かな緑
恵まれた環境のなか、大切に育まれるやまなしの農畜水産物
食べる人の笑顔を想像しながら、そのおいしさは進化を続けています
先人から受け継がれてきた想いを胸に、知恵と技術に工夫を重ね
持続可能な社会の実現を目指した取り組みも始めています
やまなしの未来を、どこよりもおいしい未来にするために
「おいしい未来へ 山梨」のサイトにリンクします
6つのストーリー
それぞれのアイコンからくわしい説明を読むことが出来ます
(「おいしい未来へ 山梨」のサイトにリンクします

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