「Miso Lovers通信」第6回

みそ♥食育セミナー

みそラバーが語り、伝える!

各地域でみその魅力を発信するみそラバーが東京に集結。 それぞれの活動報告後、第59回全国味噌鑑評会で農林水産大臣賞を受賞したみその試食会も行われ、 みその魅力を多くの方に広めることができました。

見出し

各地のみそ食育活動紹介

平山友美さん

「みそフェスタ2016 in 善光寺」の成果

2015年に開催した「みそフェスタ」は、ながの協働ねっと・信州発! 一杯の味噌汁プロジェクトの主催でしたが、「みそフェスタ2016 in 善光寺」は、実行委員会を設立し、食育体験教室コラボが運営団体となり、主催いたしました。 長野県味噌工業協同組合、ながの協働ねっと、みそ健康づくり委員会など、多くの団体のご協力も得ることができました。善光寺の参道では、「利きみそ」「みそボールちゃん(即席みそ汁の素) 」などをスタンプラリー方式で行いました。
 メインイベントの「100人箱膳」では、長野農村文化協会のご指導を受け、「食べることは暮らしの真ん中にあるもの。家族がそろって同じものをおいしくいただくための作法や決まりごとがあり、感謝の気持ちを忘れないように」ということを学びながら、大勢で一汁三菜の食事をいただきました。食後は、みそと善光寺に関わる物語を劇に仕立てた、「食育劇団えぇ~っこ」の公演も楽しんでいただくことができました。
 実行委員会を設立したことで、市民活動家やNPO法人だけではなく、企業や行政、各種団体が力を合わせることができ、大規模で多角的なみその魅力発信ができたと思います。
 これからも「協働」を念頭におき、子どもたちが自らの力で生きていく術を身につけるお手伝いをしたいと思っています。そのために、「信州発! 一杯のみそ汁プロジェクト」の活動もしていますが、その心は「自力でご飯とみそ汁のある生活を送れる子どもに育てたい」という巣立つ子どもへの母の愛です。今後も、子どもとその母親に寄り添う活動を続けていければと思いを強くしています。

菅野美穂子さん

ローカリズム推進楽会とみそ

ローカリズム推進楽会の活動拠点は広島ですが、広島県に限らず、全国の食材を対象に、商品開発や販売支援、食育や地産地消のための講座などを行っています。食育といっても教育的な啓蒙をするのではなく、「毎日の食卓を彩る食材に地域商品を選び、食べ支えることのできる消費者を増やして地域活性化につなげたい」というのがいちばんの願いです。
 講座では、座学にとどまらず、「知る→見る→味わう」を全員に体験していただきます。例えば、昨年の夏に立ちあげた「ヤマトハナ大学」という文化大学の第1回講座では、「みそパーティー!」と称し、みその歴史や種類、製造法などの基礎を学んでから、5種類のみその味比べをし、最後にみそを使ったおもてなし料理を味わっていただきました。
 みそは地域性の高い食材なので、くり返しテーマに選び、さまざまな講座を開催しています。うまみの素となるいりこなどとみそを合わせて丸めた「みそ玉」や、「だしストック」を活用して、いつでも簡単にみそ汁を楽しめる提案もしています。
 専門分野の違うメンバーがそれぞれの専門を生かし、栄養士が栄養学の講座を受け持ったり、「これ、作っときん菜」(広島弁で「『これをつくっておきなさい』という意味)という講座で子どもたちといっしょにみそを仕込んだりと、テーマは限りなく広がります。
 月に一度、郷土料理研究会を開き、郷土料理の発掘にも力を入れています。調べるうちに、郷土料理にはみそがよく使われていることに気がつきました。また、「普段は入れなくても、おもてなしのときにはみそを入れる」などという記述を発見することもあります。みそは調べるごとに毎回新しい発見がある面白い食材。これからも、もっと深くみそと関わり、情報を発信していきたいと思います。

平山由香さん

お味噌汁復活委員会の活動とは

食に携わる者として、健やかな食欲と健やかな体を保つことが大切だと考えています。そのために欠かせないのが毎日のお味噌汁。毎日のお味噌汁が私の心と体を支えてくれています。
 毎朝のお味噌汁をフェイスブックに投稿したところ、思いのほか、たくさんの反応をいただき、「みんな、こんなにお味噌汁が好きだったんだ」と気づくと同時に、意に反してお味噌汁をつくっていない、意に反してお味噌汁を食べていない、ということにも気がつきました。
 そこで、お味噌汁を毎日食べる習慣を復活させたい、次の世代につなげていきたいと考え、発足させたのが「お味噌汁復活委員会」です。
 現在、16人のライターと3名の世話人で、フェイスブックにお味噌汁を投稿しています。 私も個人でフェイスブックに毎日のお味噌汁を投稿していますが、料理教室で少しずつ残った食材を何でも使ううち、「アヴァンギャルド味噌汁」というお味噌汁が生まれました。モッツァレラチーズやきゅうり、いちじくやオリーブ油まで使っているので、初めは驚かれる方も多いのですが、試食していただくと、皆さん、おいしいと言ってくださいます。
 お味噌汁のよいところは、自分はもちろん、家族の体調を見ながら、具や温度、味つけを調整できるところ。家庭でできる養生食がお味噌汁ではないかと思うのです。そんな気持ちを込め、お味噌汁ワークショップを各地で開いていますが、その土地のみそや食材を使ってつくったお味噌汁をよそい、お椀を手渡す瞬間がとても好きです。お椀を通して幸せを交換できる気がするのです。「お味噌汁のある食卓が、ごく当たり前の日常の風景であり続けますように」と願いながら、これからも毎日お味噌汁と向き合っていきます。

みそ食育セミナー
  1. スライドを活用した活動報告を熱心に聞き入るセミナーの参加者。
  2. 参加者に配布されたみそに関するさまざまな資料。
  3. 第59回 全国味噌鑑評会 農林水産大臣賞受賞のみそ6種。
  4. おにぎりにつけ、農林水産大臣賞受賞のみその味比べ。
  5. 自分で好きな具材、好きなみそを選び、湯を注いでつくるお好みみそ汁のコーナー。
  6. みそディップでいただく野菜スティックとチコリ。