畜産家の真心が宿る宮崎牛。
その人気は、いまや全国へ。

地道な努力が実を結び、
日本一の栄冠を手にした宮崎牛。

日本には、すばらしいブランド牛がいくつもあります。そのなかで、じわりじわりと存在感を増しているのが、「宮崎牛」です。
きっかけは10年前。5年に一度おこなわれる日本最大の和牛品評会「全国和牛能力共進会」で、日本一の称号を手にしたことにはじまります。それまで、全国的な知名度は低かった宮崎牛。それをトップブランドに押し上げた背景には、畜産に携わる人々の地道な努力がありました。

愛情を込め、手間をかけ、育てる。
その積み重ねがあって、いまがある。

そのお一人が都農町の河野久徳さんです。メス牛の繁殖農家として、宮崎牛の根幹を支える河野さん。ご自宅の隣にある牛舎で、奥様と息子さんとともに、親牛16頭と子牛13頭を飼育しています。
ご自宅と牛舎とは、お互いの息づかいが聞こえる距離。清潔に保たれた牛舎は、いやな臭いひとつありません。穏やかな牛の表情から安心感と信頼感が伝わります。牛も、家族。河野さんの想いを肌で感じます。
「生まれたばかりの子牛は、本当にかわいい。だんだん生意気になっていきますけどね(笑)」。
まるで、わが子のことを語るような優しい口ぶりは、愛情にあふれています。

オール宮崎で臨んだ「全共」。
宮崎牛は、やっぱりすばらしい。

この9月、5年ぶりにめぐってきた「全国和牛能力共進会」。種牛の部(第3区・若雌の2)に、宮崎県の代表として、河野さんが育てる「こはる」が出場しました。結果は、優等賞2席。全国2位の好成績です。
「この部門は、ミスコンテストのようなもの。毛並み、顔、背中や腹のライン、足首の太さなど、審査基準があります」。

こはるちゃんに会って、その意味がわかりました。ビロードのようにつややかな黒い毛。ぱっちりとした瞳。きゅっと引き締まった足首。ほかの牛とは一線を画す美しさがあります。
「大勢の方々に支えられて、獲得した賞です。宮崎県の牛は、やっぱりいい。生産者も、すばらしい。こういう機会をとおして、宮崎畜産界のよさを実感します」。
さまざまな部門で能力を競うこの大会でも、宮崎牛は健闘。複数の部門で日本一を獲得しています。

命をあずかる。
その責任は、重い。

河野さんの牛たちは、出産という大役を担っています。安産とストレス解消のため、日中は広々とした原っぱで過ごします。
エサのトウモロコシも、自家栽培です。すべては良質な宮崎牛のため。全身全霊を注いで、一頭一頭を大切に育てています。
「たとえ1日でも気を抜いたことはありません。命を育てるとは、そういうことです」。
どこの農家でも、手塩にかけて牛を育てています。それでも7年前には、口蹄疫で牛や豚など約30万頭が殺処分になりました。このとき、河野さんも育てていたすべての牛を失ったといいます。

「畜産が再開できたときには、本当にうれしかった。もう二度と、牛を失いたくない。これからも毎日、目には見えない敵と戦いつづけます」。
高校を卒業以来、長い時間、牛と共に過ごしてきた河野さん。その日に焼けた横顔に、牛と向き合ってきた人生の重みを感じます。

料理は素材が8割。
持ち味生かした新メニューに期待。

こうして、宮崎牛は大切に育てられています。ただし、宮崎で育った牛すべてが「宮崎牛」に認定されるわけではありません。そこには、厳しい条件があります。その一つが、肉質です。霜降りの具合や肉のキメなど、一定の評価を得なければお墨付きはもらえません。この脂こそ、宮崎牛の真骨頂。オレイン酸を豊富に含むから、脂に甘みがあって、味はすっきり。オレイン酸は36.5度の熱で溶けるため、口に入れると、たちまちとろけてしまいます。

「料理は、8割が素材。残る2割をどうするかが、おいしさのカギになります」
そう語るのは、「キセキのレシピ」で審査委員長を努める大宮勝雄シェフ。料理をつくる上で、素材を知ることがもっとも重要だといいます。
「自由な発想から生まれる新しい料理に、期待しています」。
どんなキセキのレシピが登場するのか。河野さんと大宮シェフも興味津々です。

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