第51回 「京」名料理人・髙橋拓児さんに学ぶ 本みりん&料理清酒 匠の技 PR
「木乃婦」主人
髙橋拓児さん (たかはし・たくじ)
東京で修業後、生家の三代目主人となる。シニアソムリエの資格をもち、独創的な発想の京料理が人気を博す。NPO法人日本料理アカデミーでも活躍中。
一流料理人からプロの技と本格的な料理を直接学べると毎回大好評の料理教室。
今回は京都の有名料亭「木乃婦」の髙橋拓児さんを講師に迎え、本みりんと料理清酒を生かしたプロならではの3品を教えていただきました。
料理教室がはじまると開口一番「きょうは料理のつくり方だけでなく、本みりんと料理清酒の使い方をマスターしてください」と髙橋さん。最近は便利な合わせ調味料も数多くありますが、調味料を自分で合わせることで、おいしさが何倍にもふくらむといいます。「だしにしょうゆ、みりん、酒を1:1:1で合わせるのが和食の基本。この割合にすると、あんかけも煮物もビシッと味が決まります。これを踏まえたうえで、料理によって調味料を加減して味のバランスをとることが大事なんです」。
例えば、今回の「まぐろの漬け丼」の漬け地なら、しょうゆをベースにして酒でうまみを足し、少量のみりんでまろやかさをプラスするといった具合。「みりんと酒は、味がでしゃばりすぎないようにまるくおさめる役割。これにより、素材の味を上手に引き出すことができますよ。調味料の基本の割合と応用の方法を覚えて、ふだんの食事づくりに役立ててください」。

「まぐろの向きをそろえて盛り付けると、プロっぽい仕上がりになりますよ」と髙橋さんがアドバイス。
みりんと酒は「どれくらいの量を使ったらいいのかわからない」という声をよく聞きます。今回髙橋さんが教えてくれた料理は、本みりんと料理清酒をたっぷり使うものばかり。「白瓜とお揚げのお椀 吉野仕立て」は、だし360㎖に対して料理清酒が60㎖と酒がかなり多めですが、酒のうまみで味がまるくなり、だしの味に深みが出るといいます。「賀茂なすの田楽」は、なすにかける「白玉みそ」に本みりんと料理清酒を使用。「野菜と合わせたときにええ塩梅になるよう、酒でコクを足して味を調えます。さらにみりんを加えると甘みと照りがつくだけでなく、ご飯によく合う味になりますよ」。このように、みりんと酒は見えない加減で料理をしみじみおいしくしてくれる調味料。だからこそ、良質なものを選ぶことが大切です。米本来の甘さと豊かなコクが広がる「本みりん」と塩分が添加されていない「料理清酒」を使えば、いつもの料理の質が格段にアップするのだそう。髙橋さんのデモンストレーションとわかりやすい解説で、皆さんみりんとお酒に対する理解が深まり、料理の世界がさらに広がったようです。


髙橋さんの熱心な指導でメキメキと上達! そして今年は久々に談笑しながらの試食が実現。「プロの味はやっぱり違うね」など会話にも花が咲きました。
ふだんの料理でその味わいを実感しにくい本みりん。そこで、だし500㎖にうす口しょうゆ40㎖を加えたもの(A)と、(A)にさらに本みりん40㎖を加えたもの(B)を飲み比べてもらいました。「塩カドが取れてまろやか!」「だしのうまみが引き立つ」といった声があがり、みりんの効果を体感した皆さん。自宅でも簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。


「みりんでこんなに味が変わるなんて!」と驚きの声も。みりんが果たす役割の大きさを改めて実感できた様子でした。
タカラ「料理のための清酒」
〈米麹たっぷり2倍〉
500㎖らくらく調節ボトル
お米のうまみを引き出す黄麹と、有機酸を豊富に生み出す白麹を使用した米麹たっぷり2倍の双麹仕込により料理にコク・うまみを与え、生臭みを消す効果を高めた料理清酒。

タカラ本みりん「贅沢米麹」
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500㎖らくらく調節ボトル
お米の甘みを引き出す黄麹と、うまみを豊富につくる白麹の2種類を使用することで、うまみ成分が約20%アップ(タカラ本みりん比)した、贅沢づくりの本みりん。

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お酒は20歳を過ぎてから。ストップ飲酒運転。つかったあとはリサイクル。