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2019/12/09

【イベントリポート】みんなのきょうの料理特別セミナー『~おいしい健康~ 健康づくりの秘訣・3つの柱』 PR

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~おいしい健康~ ずっと元気でいるために vol.4 【イベントリポート】みんなのきょうの料理特別セミナー『~おいしい健康~ 健康づくりの秘訣・3つの柱』|PR|

去る2019年11月17日(日)、みんなのきょうの料理特別セミナー『おいしい健康~健康づくりの秘訣・3つの柱』が東京ガス 横浜ショールーム コミュニケーションホール(MARK ISみなとみらい4F)で開催されました。

東京ガス 横浜ショールーム入口
東京ガス 横浜ショールーム入口

セミナー会場の様子
セミナー会場の様子

今回のセミナーは、東京都健康長寿医療センター副院長の荒木厚先生や健康運動指導士の江本佳世子さん、東京ガスの食情報センター副所長の小林直子さんをお迎えしました。
「きょうの料理」でもおなじみの後藤繁榮アナウンサー司会のもと、健康長寿の秘訣がわかりやすく学べる講義プログラムのほか、別日に東京ガス主催のお料理教室もついた特別セミナーです。

荒木厚先生東京都健康長寿医療センター 副院長
荒木厚先生

健康運動指導士 江本佳世子さん健康運動指導士
江本佳世子さん

東京ガスの食情報センター副所長 小林直子さん東京ガスの食情報センター副所長
小林直子さん

健康づくりの秘訣 3つの柱 荒木先生講演

まずは、「健康づくりの秘訣」について東京都健康長寿医療センターの荒木厚先生による講義からスタート。

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先生のお話では、単に長く生き続けるのではなく、心身ともに快活でいる「健康寿命」を延ばすために「フレイル予防」がとても大切なのだそうです。

フレイルとは、からだや心の機能が衰え、要介護や命を落とす危険性が高まっている状態のこと。国立長寿医療研究センターの調べでは、なんと65歳以上の11%の人がフレイルと言われています。

フレイルは筋力の低下(=サルコペニア)や低栄養などが主な原因といわれ、体重が減った・歩くのが遅くなった(身体的フレイル)また、やる気が出ない(心理・精神的フレイル)、閉じこもり(社会的フレイル)…などの症状がサインとなります。

「フレイル」か、フレイルの一歩手前の「プレ・フレイル」かどうかを会場の皆さんとその場で簡単にチェックできる資料も紹介してくれました。

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「特に、糖尿病などの生活習慣病を抱えている場合、フレイルになるリスクが2倍ほど高まるというデータがあります。」と荒木先生。

また、肥満は、糖尿病や高血圧などのも生活習慣病を引き起こしやすく、特に女性については、肥満で体脂肪は多いのに筋肉量が少ない「サルコペニア肥満」がフレイルの引き金にもなりうるのだとか。

そんなフレイルですが、最近の研究では「栄養」と「運動」、「社会参加」の3つの柱で元の状態に戻せる可能性があるとわかってきました。

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「フレイル対策には、たんぱく質中心のバランスの良い食事と適度な運動を行うことが大事」と荒木先生は言います。

たんぱく質は筋肉の生成を助ける食材です。ほかにも魚、油、肉、乳製品、緑黄色野菜、海藻、いも、卵、大豆製品、くだものなどの10食品群を毎日7品目以上を目標にバランスよく摂っていくのが健康長寿のカギなのです。

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特に朝食では、たんぱく質がなかなか摂れていないことが多いのですが、卵やチーズ、乳製品などの「たんぱく質ちょい足し食品」で摂取量を増やす工夫ができると紹介してくれました。

また、有酸素運動や筋肉に抵抗を与えるレジスタンス運動で元気な筋肉を維持していくのもポイント。筋肉が減少し始める40歳くらいから運動をして筋肉の維持に努めるなど早くから対策をしていくことも大事なのだそうです。

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それ以外にも大切なのは社会参加。地域行事や趣味などのコミュニティに積極的に参加していくこともフレイル予防には大きな役割を持っているともお話してくれました。

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このように、食事や運動、社会参加の3本の柱は健康づくりの秘訣であり、フレイル対策になくてはならない要素なのです。
フレイル予防には中年期からの生活習慣がとても重要。また、前期高齢者(65歳~74歳)でフレイルの予備軍(プレフレイル)の人はメタボ対策からフレイル対策にシフトして、適正なたんぱく質やカロリーを摂取して筋肉を維持、後期高齢者(75歳以上)は、フレイルと低栄養の対策をしていくことが大事という先生のお話に、会場の皆さんも納得!

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座ってできる健康体操

次に登場いただいたのが健康運動指導士の江本佳世子さん。「座ってできる健康体操」を会場の皆さんと一緒に行いました。

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座ったまま腰、肩、膝裏をさするだけでも血液循環を促進し、腰や骨盤を前後左右にひねる動作は腰痛防止にもつながると江本先生は言います。

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「赤巻紙、青巻紙、黄巻紙・・・」早口言葉のリズムに合わせて拳をあげながら足踏み運動。
足踏みをすることで同時に有酸素運動もできます。

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この時、声をしっかり出すことで口腔機能を高め、脳の活性化にもつながり一石二鳥なのだそう。
体操は無理なく心地よく続けるのがポイント。会場の皆さんも笑顔でリフレッシュしていました♪

対談 フレイル予防への取り組み

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体操の後は、再び荒木先生にご登壇いただき、東京ガスの食情報センター副所長の小林直子さん、そして司会の後藤アナウンサーも交えた対談が行われました。こちらの対談では、近年、行政や医師会もフレイルに注目してフレイル検診を行って地域でのフレイル予防を行う予定であり、東京都健康長寿医療センターでもフレイル予防センターなどの設置を進めているとのお話がありました。

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また、東京ガスでも、100年以上続く“ガスを使ったお料理教室”を展開していくうえで、シニア世代を豊にするために「フレイル予防献立」の開発にも着目しているのだそう。ここで、朝食時にたんぱく質が摂れているか後藤アナウンサーのある日の朝食の献立につて専門家のお二方がチェック。肉や卵や乳製品、果物もしっかり摂れているほか、野菜を炒めて多くの品目を摂取する工夫もあり、バッチリでした!

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ほかにも荒木先生の監修のもと、「きょうの料理」で活躍されている管理栄養士の牧野直子さんと東京ガスが一緒につくり上げた、簡単でおいしいフレイル予防献立の紹介も。

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レシピは「みんなのきょうの料理」のサイトでも一部紹介しています。

最後の質疑応答タイムでは、後藤アナウンサーから荒木先生に質問が。

後藤アナウンサー:「フレイル予防にはたんぱく質が不可欠ですが、糖尿病など持病のある場合はお肉の摂取をどう考えたら良いでしょうか?」

荒木先生:「お肉そのものが悪いわけではなく、問題となるのは動物性の脂です。赤身などを取り入れて脂身を控えることを心がければお肉は食べても大丈夫。」とのこと。

また、咀嚼(そしゃく)ができないこともフレイルのひとつ。お肉などをしっかり噛めることは健康長寿の秘訣。若い頃からしっかり噛める歯を保ち、歯周病を予防していくことも重要なのだそう。

セミナー全体を通じて、食事や運動、社会参加の3本の柱を意識すること、また若いうちから対策をしていくことで豊かなシニア世代を送ることができるということが学べました。興味深いお話をしてくださった専門家の方たちに、会場の皆さんも大きな拍手を送りセミナーは幕を閉じました。

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