2018/09/21

第4回 こうや豆腐で考える「食」と「健康」フォーラム 長寿県・長野に学ぶ食卓 〜こうや豆腐のおいしい実力再発見〜 PR

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第4回 こうや豆腐で考える「食」と「健康」フォーラム

超高齢化社会を迎え、「健康長寿」に関心が高まっています。そんな中、伝統食材であるこうや豆腐に秘められた力を学びながら笑顔あふれる食卓をめざし、「食」と「健康」について考えるフォーラムが、7月29日(日)、大阪市内の松下IMPホールで開催されました。
第1部は鎌田實さんの基調講演、第2部は廣田孝子さん、白井操さんをパネリストに迎えてのパネルディスカッションに、約800名が来場しました。

第一部 基調講演「幸せで、健康で、長生きの秘訣」

「健康長寿」のために大切なのは、
「貯筋」と良質なタンパク質。

私は、約30年前、当時脳卒中が多発していた長野県に赴任し、生活習慣の改善と健康づくりのアドバイスを行う活動を始めました。住民たちの健康への意識変化もあり、今や長野県は男女ともに短命県から健康長寿の県へと生まれ変わりました。長野県が取り組んだのは、野菜の摂取量を増やしたことと減塩、そして「歩け歩け運動」でした。

日本人が寝たきりになる原因は、1位が脳卒中、2位が認知症、次に骨粗鬆症を含めた骨、関節や筋肉の障害と続きます。運動によって筋肉を「貯筋」することは、健康長寿への大きな一歩です。最近の研究によると太ももなどの筋肉でつくられる「マイオカイン」という物質がさまざまな慢性炎症を抑え、免疫力を上げるなど、健康に大きく関与していることがわかってきました。慢性炎症とは、自覚症状はほとんどなく、がん、動脈硬化、アルツハイマー病などの病気につながる可能性のある炎症です。

マイオカインは若返りのホルモンとも呼ばれ、血糖値の低下、認知症予防やうつ状態の改善にも効果があるといわれる話題の成分。マイオカインをつくるのは筋肉です。いい筋肉を「貯筋」するには、運動と質の高いタンパク質をしっかりとることが大切です。

鎌田實

鎌田 實氏 (医師・作家)

第1部の基調講演と第2部のパネルディスカッションのコーディネーターを務める。30代で長野県・諏訪中央病院の院長に就任。「住民とともにつくる医療」を実践し、長野県の長寿日本一の実現に貢献。その傍ら医療支援や執筆活動、番組出演など多方面で活躍。ベストセラー「がんばらない」など。

幸せで健康な長生きを支える、
こうや豆腐のおいしい実力。

タンパク質は、牛乳、卵、大豆、肉、魚からもとれますが、圧倒的に栄養バランスに優れているのが、こうや豆腐です。
こうや豆腐には「レジスタントタンパク」という物質が他の大豆製品より多く含まれ、血糖値や悪玉コレステロール、中性脂肪の上昇を抑える働きも期待できることがわかっています。
また、骨を強くする大豆イソフラボンやカルシウム、リンのほか、貧血になりにくくする鉄、新陳代謝に必要な亜鉛が豊富に含まれており、何より肉にかわる食感もおいしいですよね。タンパク質は摂取する時間も大切で、運動後30分以内にとると効果的だともいわれています。

最近は、こうや豆腐を好む食文化が残る関西でも、若い人が離れつつあります。意識して食卓に登場させ、お子さんやお孫さんにおいしさを伝え続けてほしいと思います。

どんなに健康によくても、無理や我慢は続きません。笑顔あふれる食卓を囲みながら、楽しい健康づくりをすすめていきましょう。

「1日30回のスクワット、もしくは爪先立ちからストンとかかとを落とす運動をおすすめします」

「1日30回のスクワット、もしくは爪先立ちからストンとかかとを落とす運動をおすすめします」と、鎌田先生。会場全員で指導を受けました。

第二部 パネルディスカッション「おいしく食べてあしたも笑おう!」

こうや豆腐で、いつまでも若々しく
元気に過ごしましょう〈廣田孝子〉

世界的にも日本はトップクラスの長寿国です。その秘訣は、主食が米で魚介類、大豆製品をよく食べる低カロリーで脂肪の摂取量が少ない日本食にあります。とくに豆腐を乾燥凍結して栄養素がギュッと凝縮されたこうや豆腐はおすすめ!

体をつくり、免疫機能を高めるタンパク質、骨粗鬆症や高血圧、大腸がんなどに予防効果が期待できるカルシウム、スタミナ増強の鉄、細胞合成促進の亜鉛、脳・神経を若く保つコリンとオメガ脂肪酸などが含まれています。

毎日の食卓にこうや豆腐を取り入れ、いつまでも若々しく元気に過ごしましょう。

廣田孝子

廣田 孝子
(京都光華女子大学 健康科学部 健康栄養学科教授)

医学博士、管理栄養士、健康運動指導士。日本骨粗鬆症学会、日本栄養・食糧学会、日本栄養改善学会評議員。テレビ番組でも活躍。

こうや豆腐のいろいろな
おいしさを楽しんで〈白井操〉

栄養価が高く、関西ではなじみ深いこうや豆腐ですが、関東の方はあまり召し上がらないということを、前回のフォーラムで知りました。これを機会に、皆さんもぜひ、こうや豆腐の新しい味にトライしてみてください。

熱湯でやわらかく戻してクリームコロッケにしたり、牛乳で戻してグラタンやコーンスープに加えるのもおすすめ。
カリッと香ばしい唐揚げは、おつまみにぴったりですよ。粉豆腐(粉状のこうや豆腐)と鶏ミンチでそぼろをつくれば、三色ご飯やおにぎりの具など、いろいろ楽しめます。だしで煮含める昔ながらの食べ方もいいですが、新しい知恵を加えることで、新しい文化が生まれていくような気がします。楽しくつくって、楽しく食べましょう。

白井操

白井 操氏 (料理研究家)

家庭で気楽に楽しめて健康にも配慮したレシピを広く提案。料理番組にも多数登場。兵庫県ひょうご「食」担当参与。

第2部は、鎌田氏、廣田氏、白井氏によるパネルディスカッション

第2部は、鎌田氏、廣田氏、白井氏によるパネルディスカッション。会場に集まった約800名が「健康長寿」について熱心に耳を傾けました。

レパートリーが広がる!
こうや豆腐料理のコツ

DSC_5897

栄養価の高いこうや豆腐を手軽に食べられるのが「こうや豆腐の卵とじ丼」。カチカチのこうや豆腐に少量のそうめんつゆをかけるだけで包丁で切れる程度に戻り、下味もつきます。斜め薄切りにすると豚肉や玉ねぎとなじみ、うまみもよく吸い、ふんわりおいしく仕上がります。栄養バランスもバッチリ!そばつゆを使う場合は、だしやみりんを少し加えるとやさしい味になります。

こうや豆腐 カンタンCOOKING
水で戻さなくてOK


こうや豆腐の卵とじ丼


こうや豆腐と鶏肉のから揚げ


粉豆腐入り鶏そぼろ

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