2017/12/21

乳酸菌や食物繊維で腸内環境を整える PR

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「わかさ生活」からの健康提案13 乳酸菌や食物繊維で腸内環境を整える 内藤裕二(ないとう・ゆうじ)京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学准教授、内視鏡・超音波診療部部長。専門は消化器病学、消化器内視鏡学。日本酸化ストレス学会理事。

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、食欲のコントロールや肥満、免疫など健康維持のためのさまざまな仕組みの根幹に関わっています。

善玉菌が体にいい理由とは?

私たちの腸内にはおよそ100兆個もの細菌がすみついています。それらは体によい作用を及ぼす善玉菌と悪い作用を及ぼす悪玉菌、そのどちらでもない日和見菌の3種類に分かれており、善玉菌と悪玉菌が日和見菌を自分側につけようと勢力争いをしています。善玉菌の代表としては乳酸菌やビフィズス菌、悪玉菌の代表としてはウェルシュ菌やブドウ球菌があげられます。

なぜ人の腸内に細菌がすみついているのかといえば、腸内は細菌の餌になる食べ物が入ってくるため非常にすみやすい環境であること。その一方で、細菌は食べ物を分解して人にとって有益な代謝物を生成するため、人間にとってもメリットがあるためです。

たとえば、乳酸菌やビフィズス菌の代謝物である短鎖脂肪酸は体の維持に重要な役割を果たしています。脂肪酸とは炭素が鎖のようにつながった構造をしていますが、炭素が6個以下のものを短鎖脂肪酸といいます。大腸まで届いた食物繊維やオリゴ糖が乳酸菌などによって分解され、短鎖脂肪酸が産生されます。短鎖脂肪酸は腸内を弱酸性環境にします。この点が非常に重要で、弱酸性環境においては悪玉菌が増えにくいため、有害な物質が作られにくくなります。また、短鎖脂肪酸は大腸の上皮細胞の餌(エネルギー)になるため、大腸を元気にします。

さらに、短鎖脂肪酸の受容体(刺激を受け取り、それを活用する仕組み)は体のあちこちにあり、大腸から体内に吸収された短鎖脂肪酸は食欲をコントロールしたり、脂肪細胞へのエネルギーの取り込みを抑えて肥満を予防するなどさまざまな働きをしています。最近では、免疫機能を制御することもわかっています。このように、善玉菌が多くすみつくことで健康を維持する仕組みができ上がっているのです。

食物繊維でお腹を元気に

食事の西欧化が進んだ現在、野菜などの食物繊維の摂取が減っているため、日本人の腸内細菌の状態は悪くなっています。そこで普段の食事でもとりやすいヨーグルトやチーズ、漬物、味噌などの乳酸菌を含む食品や、乳酸菌などの餌になる食物繊維をしっかりとって、腸内で善玉菌が増えるようにする必要があります。現在の日本人は平均で5~10グラムの食物繊維が不足しているとされています。食物繊維をしっかりとって、善玉菌を増やすことが健康維持には欠かせません。もちろん、毎日十分な野菜がとれない場合には、サプリメントで腸内環境を整えるのもよいでしょう。


ゆでごぼう、れんこん セロリヨーグルトソース

wakasa

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