白菜や大根のおいしい季節になりました。今回の「きょうの料理」は「ポッサムキムチ」の紹介です。「ポッサム」は布で包むという意味があり、白菜の葉で山海の幸をたっぷり包んだ贅沢なキムチです。韓国では王様のキムチと呼ばれ、お祝いに欠かせないそうです。韓国料理研究家の金さんにつくり方のポイントを聞いてきました。
キムチをつくる手順は、まず白菜を塩漬けにすることから。白菜の根元に切り込みを入れ、手で四等分に割ります、内側の葉をはずして、葉の大きい部分だけを漬けるのがポイントです。また塩漬けした白菜は、おけなどにかけて自然に水けをよくきります。この時手で絞ると繊維がこわれて食感が悪くなるそうなので注意してください。
次に、白菜の葉で包む具の下ごしらえをします。ここで、なんと栗も入れますが、韓国では生のままよく料理に使うそうです。そして、ポッサムキムチの調味料となるヤンニョムをつくります。粉とうがらしは、韓国産のものを使うのもポイント。赤い色がよく出て、辛さもマイルドです。最後に、白菜の塩漬けで具を包んで漬け込み、暗くて涼しいところに2日ほど置き、発酵させて出来上がりです。
手をかけてつくる韓国の家庭の味、キムチ。金さんは、韓国料理を通して、韓国の食文化と家庭の雰囲気を伝えたいといいます。「キムチを漬ける時は、近所中の人が集まるんですよ。食べる人みんなが健康で幸せになって欲しいという願いを込めてつくります。そんな韓国の母たちのやさしさやいたわりの思いを、料理と共に伝えていきたいですね。」
キムチを試食させていただいたら、からだがポカポカしてきました。「血行がよくなって、とても結構ね!」と笑う金さんに元気もいただきました。
もうすぐ、年の暮れ、お正月がやってきます。皆さんも、お祝いキムチにチャレンジしてみませんか?
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