連日の暑さで、やる気も食欲もダウンしがちなこの時期は、一品で栄養もしっかり取れる、めん類や丼がおすすめ。ということで今回の放送は、「夏のめん・丼」の特集です。講師は、神戸在住の料理研究家、平山由香さん。平山さんに紹介していただいたのは、香ばしいにんにくの香りや、さわやかな梅の香りなど、“香り”にひと工夫くわえたレシピです。
「私、香りが大好きなんです!」料理は五感で楽しむものだという平山さんは、特に香りを大切にしています。「料理を作っている最中の香りが好きなんです。火を通したり、煮込んだりすることで食材の香りって変化しますよね。それを感じるのが楽しいんです。」
平山さんのご自宅には、常にたくさんのスパイスが用意され欠かすことはないそうです。また愛犬をつれて散歩に出たときには、近所の家々から香る晩ご飯の香りからインスピレーションを得て、(香りだけでどんな食材を使っているかわかってしまうそうです!)レシピを考えたり、その日の献立を決めたりすることもあるといいます。
「その家の料理の香りってあると思うんです。子どもの頃、母がジャムを煮ると、家中に甘い良い香りが広がりました。『ただいまー』って帰ってきたときにそれがふわっと香ると、すごく幸せな気持ちになります。そういう香りの記憶はいつまでも残るんです。実家に帰った時なんかは、そういう我が家の料理の香りですごく懐かしく、うれしい気持ちになります。だから私は、料理を作る時は香りをとても大切にしているんです。私のレシピを作って、食べてくださった方の記憶にいつまでも残るような物が作れればと思っています。」
さて、そんな平山さんに披露していただいた、めんと丼の数々。「梅干しだしの冷やしうどん」は、梅干しからじっくりとだしをとることがおいしさのコツ。薬味をたっぷり添えて、彩りもきれい!「豚肉のにんにくみそロール丼」は、にんにくみそのこげた香りが食欲を刺激する一品。ボリューム満点ですが、大根おろしでのどごしよく、さっぱり食べられます。
「夏のレシピのポイントは、『香り』『のどごし』『彩り』です。暑いから料理にあんまり時間をかけたくない!というのは私も同じなんですけど、食べてくれる人の喜ぶ顔を思い浮かべると、ひと手間が苦になりません。じっくり香りを引き出して、ちょっとだけ盛り付けにも気をくばって、楽しくお料理してくださいね。」
8月も後半、まだまだ暑い日が続きますが、平山さんの香りのレシピで、おいしく乗り切りましょう!
今回平山さんに紹介していただいたレシピ
「梅干しだしの冷やしうどん」「豚肉のにんにくみそロール丼」
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