4月からはじまったシリーズ「ほっとするおやつ」。手に入りやすい材料で手軽に楽しめるおやつを毎月紹介しています。今月は、蒸し暑い今の季節にぴったりの、ひんやり涼やかな「レアチーズケーキ」。講師は、洋菓子研究家の伊藤栄里子さんです。
「やっぱりお菓子は手作りが一番です。」という伊藤さんに、手作りのお菓子の魅力をお聞きました。
子どものころから食べることが大好きだったという伊藤さん。お菓子作りは、小学校のときに作ったビスケットが最初だと言います。「本を見ながら一生懸命作ったんです。そんなに上手にはできなかったんですけど、その時は自分でお菓子が作れるんだっていう喜びでいっぱいでした。家族や友達のおいしいという言葉にまた感動したんです。」こんな感動の積み重ねが、伊藤さんがお菓子作りの世界にのめりこむきっかけになったそうです。
洋菓子研究家となってからは、雑誌やテレビで手作りのお菓子の素晴らしさを伝えようと奔走します。「お店は不特定多数の人に向けて作りますよね。でも手作りの場合は家族のため、子どものため、彼、彼女のため、いつも特定の誰かのために作るもの。その人に喜んでもらいたい。その気持ちがお菓子をよりおいしくすると思うんです。相手に『おいしい』って言ってもらえたら本当にうれしい!作るほうも食べるほうもお互いに幸せになりますよね。手作りのお菓子の良さはそこにあると思うんです。」
しかし毎日家事をしながら、おやつも手作りというのは大変!と思う人も多いはず。伊藤さんはいつもそんな人たちのことを考えてレシピを考えているそうです。「お菓子は、材料をそろえて、きっちり計量して、と大変なことが多いですよね。でも、手作りのお菓子の魅力をみなさんに知ってもらいたい。だから、難しい工程はなるべく抜きにして、手軽でおいしくて華やか。そんなお菓子作りを心掛けています。私のレシピを見てくれた人が、いつか作りたい、自分にもできるかもと思ってもらえるお菓子をこれからも提案していきたいですね。」
今回伊藤さんに披露してもらった「レアチーズケーキ」も手軽で華やかな一品です。濃厚なチーズの味わいと、なめらかな食感が堪能できます。レモンのほどよい酸味がさわやかで、ついもうひとつと手が伸びてしまいそう。「甘口の白ワインや、デザートワインにもぴったりなんです。いろいろなシーンで活躍してくれますよ。」
夏のデザートにぴったりな伊藤さんのレアチーズケーキ。ぜひお試しください。