キッチンリポート

清水信子さん「冬のあったかおかず おでん」

清水信子さん今週は体の芯まで温まる「冬のあったおかず」の特集です。1日目は、煮込んでつくる定番和食を、料理研究家の清水信子さんに教わります。清水さんが紹介してくれたのは、この季節に嬉しい鍋物や煮物。特に鍋物は、清水さんにとって、とても思い入れのある料理だといいます。


「もう30年も前のことですが、お鍋をつくると新婚の頃を思い出しますね。私は12月に結婚したんです。その頃はもうこの仕事をしていてすごく忙しかったので、簡単で体も温まるからと毎日夕食を鍋にしていました。それが夏くらいまで続いたんですが、夫は文句ひとつ言わず、その日のお鍋に合わせてお酒を用意してくれたり、『お鍋の本を出したらいいよ』とアドバイスをくれたり…本当に懐かしい思い出ですね。」


「今回紹介したおでんも、そんな思い出のひと品です。」と言う清水さん。おいしく煮るコツは、具材の下ごしらえにあります。素材に合わせてひと手間加えるだけで、味がよく染み込み、だしもおいしくなるそうです。しっかり味の染みた大根や、清水さん特製のしのだ袋に、試食したスタッフからも思わず笑みがこぼれます。


番組では紹介しきれなかった清水家定番のおでんの具材も教えてくれました。「今回作ったしのだ袋は、いろいろ工夫ができますよ。家では糸こんにゃく、にんじん、ごぼうを醤油で煮たものを入れます、ひき肉でフタをするところは同じですね。他におすすめは卵。ちょっと難しいんだけど、油揚げの中に卵を落として、煮立った鍋にそっと入れるの。やわらかくって本当においしいんですよ。シンプルにお餅だけでもいいですね。」


おでんまた、清水さんが必ず入れるというのが里芋です。「里芋は煮崩れしにくくて、だしがにごりにくいのでおすすめですよ。特に甥たちが来たときなんかは、ボリュームがあったほうが喜ぶので必ず入れます。」いつも、食べる人の“おいしい笑顔”のために料理をしている清水さんの「おでん」。身も心も温まる、冬のごちそうです。


「こういう鍋物はみんな一緒に座っていただけるのがいいでしょ。ゆげの向こうには家族や親しい人の笑顔。これから寒さが増しますから、ぜひ試してみてください。」


清水信子さんのプロフィールはこちら
「おでん」のレシピはこちら



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