「正月料理」特集最終日は、料理研究家の枝元なほみさんに教わります。「小さい頃はおせちが嫌いだったんです。食べるのは煮物ぐらいでしたね。大人にとってはごちそうでも、子どもには食べ慣れないものばかり。もう少し普段の味付けに近いほうが食べやすいかなと思ってレシピを作ったんです。」枝元さんが教えてくれたのは、伝統的な料理をアレンジした、子どもも一緒に楽しめるおせち。そこには枝元さんのアイデアがたくさん詰まっていました。
枝元さんのおせち料理には根菜がたっぷり使われています。これも枝元さんの心遣い。子どもたちの健康にも気を配ります。「今の子どもたちは、根菜をあまり食べないんです。だからたくさん食べてもらいたいと思って。でも最初からハードルを上げるんじゃなくて、まずは子どもの好きな味付けで下地を作れればなと考えました。」
料理の詰め方にもひと工夫。小さな器やグラスに入れて、パーツごとに取り出せるようにしたり、ピックにさして並べたりと、見ているだけで楽しくなります。「お料理がおいしくできても、お重に詰めるのがすごく大変。わたしもあまり好きじゃないんです。今日みたいにしたほうがかわいいし簡単でしょ。お子さんと一緒に詰めるのもいいですね。」お菓子の箱にかわいく詰められたおせちを見た後藤アナウンサーも一言。「いやーかわいいですね。お子さんはもちろん、お父さんもお酒がすすんじゃいそうですね。」
こんなアイデアいっぱいのおせち料理を披露してくれた枝元さん。ご自身のお正月料理はというと…。「私のお正月料理は片付け料理。食材でいっぱいの冷蔵庫をきれいにするんです。それも煮込むだけ、オーブンで焼くだけの簡単な調理で。一年の始まりに冷蔵庫がすっきりするのがまた気持ちいいんですよ。」
さて、今回紹介してもらった正月料理の中でもユニークなのが、田作りを変身させた「いりこナッツ」。子どもの大好きなカレーとチーズで味付けしています。サクサク感を出すために、何度も試作を重ねたそうです。サクサクのいりこの食感、バターとカレーの香りに、チーズのコク。大人も子どももうれしい、くせになる味です。「おせち料理には、それぞれに由来あって、願いが込められています。子どもたちにもきちんと伝えていきたいですね。」一年のスタートに、家族みんなが笑顔になれる枝元さんのアイデアおせち料理、ぜひお試しください。