後藤繁榮アナウンサーアーカイブ

「地元の味をいただきます」今月の舞台は北海道東部の標津町です。町は根室海峡に面していて、正面には国後島、左手には知床半島が間近に見えます。標津(シベツ)はアイヌのことばで「さけのいるところ」、漁獲高は全国でも有数です。今回の食材はもちろん「秋さけ」。テーマとしては“避け”られないでしょう。

自宅の近所にフレッシュひろきと呼ばれる八百屋さんがあります。駅からの帰り道にときどき寄っては、店のご主人とおしゃべりするのが楽しみです。商店街にある店で売るだけでなくレストランなどにも配達している関係でタウン情報に詳しいのです。どこそこに新しい店ができたよと教えてもらい行ってみたりします。「おいしかったよ」と報告すると「だってウチの野菜が入ってるんだもん」とニヤリ。

実りの秋がアキ(明)らかにやってきました。今月の「きょうの料理・地元の味をいただきます」は岩手県紫波町(しわちょう)からです。特産はもち米。国内で流通しているもち米の代表的な品種「ヒメノモチ」の生産量が日本一の町です。田園では頭を垂れた稲穂が風に波打っていましたが、そのほとんどがもち米でした。うるち米の栽培も自家用程度に行われているそうですが、もち米に混じらないようにエリアを分けるなど品質管理の徹底を図っているとのこと。

私が担当している「地球ラジオ」(毎週土・日曜17:05~18:50)は、ラジオ第一放送と国際放送で全世界に同時に放送している番組。毎週国内外から200通ほどのお便りが寄せられています。普段は放送センター13階のラジオスタジオからですが、海外から放送をすることもあります。これまで韓国、中国、オーストラリアから公開生放送しました。

「地元の味をいただきます」8月は沖縄県糸満市へおじゃましました。今回は中国料理の鉄人、陳建一さんといっしょです。テーマは沖縄特産のゴーヤーです。会場の「うまんちゅ市場」は生産者が農産物を直売するマーケット。陳さんと直売所を見てまわるとなんとかわいいゴーヤーが。東京の店ではみかけないサイズです。そして野菜などには生産者の名前を記したシール。○○敏子とか○○さゆり。陳さんは「あ、これはやす子がつくったんだ。こっちは美樹」と大喜びでした。