新しい年が始まりました。ことしも「きょうの料理」とおつき合いくださいね。おせち料理は召し上がりましたか?伝統的なおせちのなかで何が一番好きかを訊ねるアンケートでは「黒豆」をあげる人が多かったですね。いろいろなごちそうの中で、甘く煮た黒豆の味がデザート感覚にもなっていて人気があるようです。
「黒豆」というと兵庫県は丹波篠山がブランドになっています。しかし、黒豆の生産量で日本一は岡山県。なかでも兵庫県と境を接する勝央町で多くが生産されています。昨年暮れに「地元の味をいただきます」の撮影で訪ねました。ブランド品の丹波の黒豆と比べて品質は勝るとも劣りません。それもそのはず篠山と品種が同じで気候風土はほぼ同じなのです。ふっくらおいしい黒豆です。
ゲストは熊谷喜八シェフ。「フレンチに黒豆は使わないからなあ」と黒豆のレシピを考えるのにずいぶん悩んだとのことでした。でもそこは無国籍料理で人々を魅了する喜八シェフ、「黒豆のスキヤキコロッケ」など驚きの料理が次々登場しました。そのうちの一品「黒豆ゼリーりんごのスープ」のレシピが「みんなのきょうの料理」の検索で出てきますよ!ぜひつくってみてください。
次にご紹介するのが、宮崎県国富町の「切り干し大根」。宮崎県は全国の切り干し大根シェアのおよそ9割を占めています。そのなかでも国富町は県内でトップの生産量を誇ります。
ゲストはマロンさん。「う~ん、ちょっと地味な食材よね。でも大丈夫!マロン・マジックでおいしくするわよ~」とハイテンションで、まずは大根畑へ。大きな網戸のような棚が並んでいます。太陽の光を一身に受けられるように傾けられていました。この日照が特産品を育んでいるんですね。そして西からの霧島おろしの風が吹けば一昼夜で乾くのだそうです。畑では、トラクターに引かれた機械が千切りにした大根を次々に棚に飛ばしていきます。そう、地元では「切り干し大根」ではなく「千切り大根」と呼ばれているんです。千切りになった大根が干された数々の棚は、太陽の国に雪が積もっているようにも見えました。
地元の料理としては、切り干し大根を名物の冷や汁に入れたり漬物にしたり。近ごろはサラダにして楽しむ人も多いそうです。そこでマロンさんが披露してくれたのは「切り干し大根のぺペロンチーノ」や「モチモチギョーザ」など切り干し大根が持つ和のイメージを覆すような料理でした。地元のみなさんも「孫が喜ぶわ~。今夜すぐつくってみる」と大好評でした。放送は1月25、26日です。
後藤 繁榮
ごとうしげよし