6月放送の「地元の味をいただきます」の撮影で高知県須崎市へ行ってきました。須崎は日本一の出荷量を誇るみょうがの里。市内各所に建ち並んでいるハウス群の多くでみょうがが栽培されています。高知県は台風の影響が多い県というイメージがありますが、ハウスは強い風雨にも耐えられるしっかりとしたつくりです。その日は曇り空でしたがハウスの中は汗がふきだすほどの温度。みょうがは一年を通じて収穫されますが、6~7月が最盛期です。
ハウスには緑の葉をいっぱい付けた茎が3メートルほどの高さに伸びています。その根元の土からおなじみのみょうががぽこぽこ顔を出しています。その光景は、みょうががつややかな紅色でもあるのでまるで「畑のサンゴや!」と思わず叫んでしまいました。特に高知県産のみょうがは他に比べて色つやがよいといのが地元のみなさんの自慢です。
暑い季節の食卓で、そうめんのつゆや冷奴の薬味としてみょうがはキリっと涼しげな香りを楽しませてくれますよね。でもみょうがは脇役のイメージが強いこともたしかです。独特の香りと辛味が苦手という人もいるでしょう。ところが採りたてのみょうがはみずみずしくてあくのようなものも感じませんでした。
地元のみなさんには、みょうがのちらしずしやみょうがの天ぷら、ツナとマヨネーズであえたみょうがサラダなど、みょうがが立派に主役となっている料理をごちそうになりました。
同行したイタリアンレストランのオーナーシェフ、日高良実さんも感激。日高さんはイタリアンでみょうがを主役にした料理をつくってくれました。みょうがを生ハムとセージでくるんで焼いたサルティンボッカ風、みょうがをバジルやチーズトマトと一緒に巻いたみょうがの牛たたきロールなどなど。どちらかというと和の薬味的なイメージの強かったみょうががイタリアンに見事に大変身しました。
ところで、みょうがを食べると物忘れするといいますよね。みょうが(妙な)話ですが、でも新鮮なみょうがのおいしさはしっかりと記憶されていますから大丈夫のようです。
後藤 繁榮
ごとうしげよし