きょうの料理のかくし味

後藤繁榮アナウンサー

ねぎでねぎらう

110114_1.jpg冬はやっぱり鍋物ですよね。鍋の主役は魚でも肉でもいいけれど、欠かせない野菜のひとつがねぎ!先月放送の「地元の味をいただきます」でねぎの産地、埼玉県深谷市を訪ねました。

110114_2.jpg渋谷からは湘南新宿ラインで乗り換えなしで行けます。かつてレンガ工場があったことから深谷駅は東京駅を模したレンガづくり。立派です。深谷市は首都圏にありながらねぎの生産高(根深ねぎ)は市町村別で全国1位を誇っています。根深ねぎは、長ねぎとか白ねぎとも呼ばれています。関西から南では緑の葉の部分が長いねぎが一般的ですね。青ねぎとか葉ねぎといわれています。

110114_3.jpg今回のゲスト、熊谷喜八シェフとねぎ畑を訪ねました。関口さんの畑には青々としたねぎがピーンと空に向かって並んでいました。白ねぎの特徴である白い胴体をつくるには、根元に何度も土を寄せて日光をさえぎり甘く柔らかく育てるのです。手間がかかります。他の作物は2、3ヶ月で一区切りですが、ねぎは1年近くケアをしながら育てていくんですね。

110114_4.jpgねぎの掘り取りは機械が活躍します。関口さんの奥さんが運転席で畝に沿うようにまっすぐハンドルを持ち、掘り取られたねぎが機械後部に横になりながら流れてくるとご主人が数十本をひもでまとめていきます。二人はときどき冗談を言い合ったり笑顔で作業が進みます。こりゃあ、ねぎもあてられて甘くもなるでしょうなあ。

110114_5.jpg関口さんには郷土料理の「煮ぼうとう」をごちそうになりました。山梨名物のほうとうと同じような幅広めんですが、違うのはしょうゆ味でかぼちゃは入りません。ねぎをはじめにんじんや大根、ごぼう、しめじなど具だくさん。そのうまさには、カーねぎーホールの大拍手を送りたいほど。体もポカポカ温まりました。ねぎは準備段階で焼いておきます。そうするとより甘みが引き出されるのだとか。喜八シェフも「ぼくも鍋のときはねぎを焼いて入れるよ」とのこと。ねぎの甘みを楽しみましょう!そのねぎの甘みが疲れた体をねぎらってくれるでしょう。


プロフィール

後藤 繁榮
ごとうしげよし

後藤 繁榮

岐阜市出身。昭和50年入局後、鳥取、富山、札幌で勤務。オヤジの等身大を標ぼうし番組でもダジャレをつぶやく私。苦情の一方で「家族関係が円満になった」というお便りも多く確信犯を決め込む。こんな私をお許しください。

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