5月に入って急に暑くなりましたね。気温の変化が大きく、毎日何を着ていいか悩ましい季節です。悩ましいといえば、体重が!大阪へきてバタバタの一年が過ぎやっと慣れてきた感じですが、いろんな人から「痩せたねー!」と言われたので、ここ数カ月は食べる量を増やしていました。すると、なんとなんと!春の健康診断で、「NHKに入ってから一番体重が重くなりましたね」と言われてしまいました。ガクッ。確かに、去年ラクに履けたズボンがきつい・・・(汗)。「ズボンが縮んだんじゃ?」と都合よく解釈していたのはズボンへの責任転嫁だったようです(笑)。
さて、今月は三重県の志摩に行ってきました。お目当ては「シマカン」のフレンチ。シマカンは「志摩観光ホテル」の略称で、その愛称で全国的に知られているほどフランス料理の評判が高いホテルです。東京にいた頃から噂に聞いていましたが、大阪にきてからさらに頻繁に聞くようになりました。関西で活躍しているシェフにシマカン出身の方が何人もいらっしゃるからです。
行ったのは、連休真っただ中の高速道路が大混雑の時期。通常なら3時間ほどで行けるところを5時間かかってシマカンのある賢島に到着しました。高速料金は計1450円!さすが大幅割引。安い!
食事前に周辺の散策をしました。賢島は英虞湾の中にありますが、湾内の至る所に気になるものが浮かんでいます。細長いイカダのように見えるのは一体何でしょう?
地元の方に聞くと、それは真珠の養殖イカダだとか!日本有数のリアス式海岸を誇る英虞湾は、波が静かで真珠の養殖に絶好の地形なんだそうです。そうか!あのイカダの下には真珠核をいれた貝が沢山吊るされていて、そこで美しい真珠が育まれているのですね。女性としては心がウキウキしますっ。
夜7時。いよいよ憧れのシマカンのフレンチレストランへ。色んな人から、シマカンでは「伊勢海老のクリームスープとアワビのステーキは絶対に食べてね」とアドバイスをうけたので、両方が食べられるコースを注文していました。料理を待つ間も心躍ります。
そしてようやくご対面。アワビのステーキっ!温暖な気候と黒潮、リアス式海岸が育んだ海藻をたっぷり食べて育った志摩の黒アワビの肉厚で大きいこと!香草のバターソースがかかっています。ナイフを入れると柔らかい。口にいれると甘く旨味が一杯。バターソースがよく合います。うわさ通りの絶品でした。
続いて、伊勢海老のクリームスープ。生クリームが浮かんだ器からスプーンですくうと、ピンクオレンジ色のスープが出てきました。色からも濃厚さが伝わってきます。そして一口で感動。こんな伊勢海老の美味しさが凝縮されているスープは初めていただきました。みそのうま味、殻の香ばしさ、深く豊潤な味わい。それでも後味が上品なのは野菜スープのおかげだとか。
色々つたない表現をしましたが、一言でいうと、「食べ終わりたくない」美味しさでした。素材の良さを知り尽くしたシェフ達が、その良さを最大限に引き出そうと時間をかけて料理した思いのこもった味。そして志摩の海の幸への誇りを感じる味。心身ともに満たされた贅沢なグルメ旅になりました。
山本美希
やまもとみき