2月の「地元の味をいただきます」はピーマンがテーマです。全国でも有数の産地、宮崎県へ行ってきました。
今回のゲスト、料理研究家の脇雅世さんと向かったのが県中央部にある西都(さいと)市。「西都市のことはサイトで調べたわ」と脇さんから先制攻撃。「私はサイトウじゃなくてゴトウです」と答えるのが精いっぱいでした。
訪ねたのはピーマン農家の井口俊明さんのハウス。南国とはいえ冬、外との温度差でハウスに入ると一瞬にしてメガネが真っ白に曇りました。
ぽっかぽかで汗ばむほどのハウスは50m×20mが全部で9棟。そこには1800本のピーマンが植えてあり、まるでジャングルのよう。収穫は、妻の民子さんと二人で1個ずつハサミで丁寧に摘んでいきます。やさしく丁寧な作業の様子には限りないピーマンへの愛情が感じられました。しかしその数、1日で何と1万個あまり!二人三脚のパワーに脱帽です。
宮崎県は冬場の晴天になる日が全国一、日照時間も長いとのこと。その長い日照時間で光合成が盛んに行われる結果、宮崎のピーマンはビタミンCやβ―カロテンが他の産地よりも1.5倍ほど多いという分析結果がでているのだそうです。
私が子どものころ、ピーマンは中身が空洞なので「頭がピーマンになった」などとマイナスの形容に使われていました。そんなことはありません!その栄養価の高さは決してパーマンではないのです。
脇さんはさっそくピーマンをその場でガブリ。「おいしい!採り立ては違う。みずみずしさが違う」と感激。
そういえば昔はピーマン嫌いの子供たちが多かったように思いますが、近頃はピーマン好きの子供が増えているそうです。井口さんに訊くと品種改良の成果だそうですが「消費者のなかにはクセのある昔のピーマンがほしいという要望もあるんですよね」とのこと。
そういえば懐かしのスパゲッティ・ナポリタンのピーマンはほろ苦かったけどケチャップの甘酸っぱさと味のバランスがうまく取れていたなあ。それもまた良しか。放送は2月24、25日です。
後藤 繁榮
ごとうしげよし