きょうの料理のかくし味

後藤繁榮アナウンサー

しいたけの秘密基地

道路から一歩入るとそこは静寂な林4月に「地元の味をいただきます」の公開収録で大分県竹田市へ行きました。今回のテーマは「しいたけ」。大分県は干ししいたけの生産量が日本一で、しいたけ栽培の発祥の地ともいわれています。なかでも竹田市は県内の主産地です。ゲストの陳建一さんといっしょにしいたけ栽培の現場を訪ねました。久住高原の会場からくねくねした山道を車で30分ほど、山林のなかへと入っていきました。竹田市は総面積の65%が山林です。山の幸にあふれています。


なんだ?この看板は???しいたけを栽培している林の中に入っていくと、その日は快晴でしたが杉木立が太陽の光をさえぎっています。ところどころから降りてくる細い木漏れ日が幻想的でした。しいたけは直射日光を嫌うのでそうした環境でひそかに栽培されているのですね。うん?看板に「ゆう次郎」???オーナーは石原裕次郎のファンなのかな。聞くと「ゆう次郎」とはしいたけの品種名でした。しいたけにも立派な名前があるのですね。


ほだ木にニョキニョキ立派なしいたけそれにしても、くぬぎの棒に種駒を打ったほだ木が何万本も並んでいる光景は圧巻です。しかし雰囲気はあくまでひそかにひっそりと。現代社会から隔絶された秘境のような静寂さ。陳さんは「なんだか秘密基地を発見したみたいだね」とニコニコ。私も同感。男はいくつになっても秘密基地にワクワクします。♪ぼっぼっぼくらは少年探偵団、勇気りんりん瑠璃の色・・・などと歌いたくなります。あ、これは私が幼少のみぎりラジオで放送されていた人気ドラマ「少年探偵団」のテーマ曲です。若い方も怪人二十面相と明智小五郎といえばご存知ですよね。


少年探偵団の秘密のグルメところで、竹田市のしいたけは肉厚で食感もしっかりしています。さっそくしいたけの林のなかで食べることに。ほだ木からおいしそうなしいたけをもいでアルミ箔で蒸し焼きにしました。陳さんが自ら調理。酒で蒸すようにするとしてしいたけのうまみが引き出されます。そうなったらバターとしょう油でいただきます。「バターとしょう油は相性がいいんだよね」と陳さん。素晴らしい食材のしいたけに陳さんの調理、しいたけの林の秘密基地で舌鼓がこだまするようでした。


プロフィール

後藤 繁榮
ごとうしげよし

後藤 繁榮

岐阜市出身。昭和50年入局後、鳥取、富山、札幌で勤務。オヤジの等身大を標ぼうし番組でもダジャレをつぶやく私。苦情の一方で「家族関係が円満になった」というお便りも多く確信犯を決め込む。こんな私をお許しください。

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