雨が続いたり冷たい風が吹いたり、なかなか「春近し」とは感じられませんよね。でも、スーパーや店に行くと、山菜や新たまねぎ、しらすなどといった食材が、春を教えてくれます。これから多く出回る山菜、手軽においしく料理できる方法があるんですよ!教えてくださったのは、都内で和食教室を主宰している藤田貴子さん。山菜のしゃぶしゃぶ!?山菜をサラダ感覚で!?驚きの連続でした。藤田さんは、家にいる時も毎日着物で過ごしていらっしゃるということで、たおやかで背筋のピンと伸びた方でした。帯には蝶の模様、春らしかったです。
山菜は、ふきのとう、うるい、こごみなど盛りだくさん!山菜といえば、ゆでこぼしてアク抜きをするのが大変なイメージがありますよね。でも、最近の山菜(栽培種)は、自生の物に比べてアクやえぐみが穏やかな物が多いそうです。野菜と同じような感覚で料理に使ってみてはとのことでした。正直、山菜料理は、天ぷら・・そば・・とレパートリーが乏しかった私。今年こそは、自慢の一品が作れそうです。
まずは、「お手軽ふきみそ」。ご飯のお供になるだけでなく、酒の肴、野菜につけるディップにもなるという優れものです。しかも、下ゆでいらず・いためるだけ。実に「お手軽」です。でも、いためる時に気をつけなければいけないことがあります。それは、いため過ぎないこと。栽培された山菜は、アクやえぐみが少ない分、火にかけると香りが逃げやすいのです。「昔は時間をかけて山菜を下ゆでしたものだけど、長く火にかけても香りがあまり逃げなかったわね」と藤田さん。自生の山菜は、アクやえぐみがある分、より香り高いということですね。さて、手早くいためたら、白みそと酒を加えて完成。いかやまぐろとあえれば、おいしいお酒のつまみになりますよ~!
さらに、山菜の斬新な味わい方がありました。「しゃぶしゃぶ」です。こごみ、うるい、せりなど、すべて下ゆでいらず!山菜そのものの香りや味が堪能できます。うるいを、旬の桜だいと一緒に酢じょうゆで頂きました。うるいのほのかな香りが口いっぱいに広がりましたよ。「山菜は春の息吹。山菜によって春を感じてほしい。」と、藤田さんはおっしゃっていました。名脇役の「山菜」が主役になる料理。放送は、3月9日。ぜひ見てください!
料理以外にも、注目して頂きたい物があります。それは、背景に生けてある花。色合いが見事ですよね。春を告げる花々です。紅白の梅やネコヤナギ、シナマンサクやツバキなど、こちらも春の息吹にあふれていました。今回のテーマ・山菜に合わせて、こごみによく似た、かわいらしいシダ類の植物もありました。花が主張しすぎず存在感をあらわすバランスを、スタッフは真剣に目を凝らしてチェックしていました。今度番組を見る時は、料理以外の、セットやお皿、照明などにも注意して見てくださいね。
江崎史恵
えざきしえ