きょうの料理のかくし味

後藤繁榮アナウンサー

おいしいブドウ、どう?

休日、果物が食べたくて近所の八百屋のひろきさんを訪ねました。ひろきさんは八百屋ですが、弟さんが果物市場で働いている関係で果物の目利きでもあります。「お、久し振りだね。遊んでたの?仕事忙しかったの?」とさっそくのご挨拶。「忙しかったに決まってるでしょ」「知ってるよ。番組見てるもん」というようなやり取りが楽しいのです。


店先にはブドウが何種類も並んでいます。ほんとうに色々な品種があるんですね。去年のいまごろ、ひろきさんから教えてもらったブドウは「瀬戸ジャイアンツ」。表面がデコボコしていて不思議な形ですがなかなか美味でした。このブログでも去年10月に紹介しています。


なにかおもしろいブドウがないか聞いてみると「ピッテロビアンコなんかどう?」と指差さされたブドウは粒が楕円で小さなラグビーボールのよう。先端が細長くとがっています。その粒の形が指のようにもみえ、また高貴な雰囲気から別名「レディフィンガー」とも呼ばれているそうです。さっそく味見。皮ごと食べられるのでそのまま口にパクッ。酸味が少なく甘みもほどよく確かに品のあるおいしさです。種がありますが、そのピッテロビアンコと他の品種をかけ合わせた種無しの「ゴールドフィンガー」という品種もあるそうです。


皮ごと食べられるブドウの品種は増えているようですね。「バラディ」というブドウはカリカリと歯ごたえもよく、種無しで皮ごと食べられます。ウイスキーのつまみとしてもよいようで。原産は中東レバノンだとか。先ほどの「ピッテロビアンコ」はイタリアまたは北アフリカが原産といわれています。海外でブドウというと多くがワイン用の品種ですが、日本では9割が生食用です。そして食べやすいブドウを追究していくと実に豊かなラインナップがそろうのですね。


ところで、皮ごと食べられるブドウには別の楽しみ方があります。冷凍するのです。口の中に入れてかむと二つに割れて、シャーベットのように溶けていくのです。ぜひ一度お試しあれ。



プロフィール

後藤 繁榮
ごとうしげよし

後藤 繁榮

岐阜市出身。昭和50年入局後、鳥取、富山、札幌で勤務。オヤジの等身大を標ぼうし番組でもダジャレをつぶやく私。苦情の一方で「家族関係が円満になった」というお便りも多く確信犯を決め込む。こんな私をお許しください。

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