きょうの料理のかくし味

後藤繁榮アナウンサー

ほたるいかはいかが!?

会場の滑川市民交流プラザでマロンちゃんと。公開収録「地元の味をいただきます」、今月は富山県滑川市を訪ねました。


テーマの食材は、いまが旬のほたるいか。いかといえばこの方!マロンちゃんがゲストです。
去年5月はマロンちゃんのふるさと、佐賀県呼子へ行き特産のいか三昧でした。「今回はほたるいかねっ。きときとよっ」と元気一杯。「きときと」とは富山弁で、新鮮なとか生きの良いという意味です。富山の人から教えてもらったのだそうです。


ふだんは深海に住んでいるほたるいか。産卵のために浅いところに上がってきます。富山湾は一番深いところで1200メートル以上。海岸の近くからすぐに深い海が広がっています。滑川の海岸には、産卵を終えて疲れ果てたほたるいかが波に乗ってやってくるのです。網で水揚げするとき、ほたるのように幻想的な青い光を発します。


生のほたるいか。出荷用のトレーに載って。朝早く港の近くの加工場を訪ねると、釜揚げされたほたるいかの出荷作業がおこなわれていました。茹でたてのほたるいかはそのままでおいしい!小さいながらも丸ごとのいか。わたや墨もいっしょに食べますから味わいが深いのです。そしてなんといってもマロンちゃんが言うように「きときと」だから。東京でお目にかかるほたるいかは釜揚げされたものがほとんどですが、地元用に生のほたるいかの出荷も行われていました。お腹の中も透き通るような美しさにまんまるの目がキュートです。前日の夕ご飯で生のほたるいかの足を集めた「竜宮そうめん」をいただきましたが、食感がなんとも言えないおいしさでした。


ところで、私は富山県で勤務した経験があります。マロンちゃんの「きときと」に触発されて富山弁にまつわる思い出がよみがえってきました。
取材であるお宅を訪ねると玄関で「まあまあ、こっちきてねまられ」と言われるではありませんか。初めてのお宅で寝まられ??「ねまられ」はお座りくださいという意味。座敷に通され正座すると「あれあれ、ちんちんかかれるな」えっ!思わず両手を挙げて「なんにもかいていませんけど~」。「ちんちんかかれるな」は鎮座しなくてもよいですよ、あぐらでもかいたらいかがですかという意味なのです。どちらも客をもてなす気持ちを表した言葉です。
全国各地のふるさと言葉には、現代の日本語では表しきれない人々のあたたかな気持ちを感じます。「きときと」という言葉にもきっときっとそんなニュアンスが・・・。



◆「ほたるいかで腕自慢!」のレシピ◆
「昆布じめほたるいかの押しずし」
「ほたるいかのくし焼きし」
「ほたるいかの春キャベツ巻き」


◆「ほたるいかで新定番!」のレシピ◆
「ほたるいかとそら豆のパスタ」


プロフィール

後藤 繁榮
ごとうしげよし

後藤 繁榮

岐阜市出身。昭和50年入局後、鳥取、富山、札幌で勤務。オヤジの等身大を標ぼうし番組でもダジャレをつぶやく私。苦情の一方で「家族関係が円満になった」というお便りも多く確信犯を決め込む。こんな私をお許しください。

カレンダー

«  2010年07月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

テレビのレシピを簡単検索!| みんなのきょうの料理