きょうの料理のかくし味

山本美希アナウンサー

こんにちは。東京の桜・・・満開です!毎年のことなのになんだか毎年感動します。
どんなに夏が暑く、どんなに冬が厳しくても、耐え抜いてちゃんと春には美しい花を咲かせてくれるからでしょうか。

家の中がいい香りで一杯になりましたそして桜といえば・・・卒業や旅立ちの季節ですね。


私ごとですが、3月をもって「きょうの料理」を卒業します。写真は最後の収録を終えた時に出演者の方々やスタッフから頂いた花束の数々です。優しい花の香り、そして番組を一緒に作った仲間の拍手に包まれ、頭の中では、お世話になった先生、紹介した料理の数々、心の通ったスタッフの顔が次から次へと駆け巡りました。

私は料理をすることが大好きです。


これは母のお陰だと思っています。毎日毎日家族の健康のため、レパートリーを工夫し栄養を考えて料理を作ってくれました。その姿を見て、私は自然に料理に関心をもち、自然に包丁を握るようになり、気づいたら大方の母のレシピを覚えていました。お世辞かもしれませんが「肌がきれいですね」と言われることがあります。そうだとしたら、それは生まれて以来食べてきた物のお蔭だと思うのです。毎日食べるもので私達の体はできているのですから!栄養をしっかりと、美味しく食べさせてくれたからこそ、体も心も健やかに育つことができたのだと感じます。


藤野賢治&嘉子ご夫妻からのケーキのプレゼント。感激!!しかも料理は心と心を繋ぐ力もあります。転勤族の娘だった私は、小中学校の9年間で6回も転校しました。友達ができてはすぐ別れ、寂しい思いをしながら転校先で必死に新しい友達を探す。正直、子供にとっては結構キツイです。でも、家に遊びにきたクラスメートに手作りのお菓子を出したりすると、喜んでくれて、一気に距離が縮まりました。海外生活でも、近所のペルー人にスキヤキを振舞ったら、一気に日本に親しみをもってくれました!家庭でもそうです。どんなに親が留守がちでも、親の手料理がテープルに並んでいるだけで「つながっている」温かい気分になります。


番組では先生方の素敵な料理を通して、そういうメッセージを精一杯発信してきたつもりです。食べる事は当たり前のこと過ぎて、ややおろそかになっている今の風潮が不安ですが、人間の基本。ちゃんと食べたいし、食べる最低限のすべ(料理法)は知っておいたほうがいいと思います。栄養があり心のこもった料理は、心や体を健康にし、笑顔を生み、人生を豊かにしてくれるものだと自分の経験から確信しているからです。

最後の最後に説教臭くなってスミマセン・・・。最後にどうしてもお伝えしたい思いでした。


これまで温かいお便りやメッセージを下さった視聴者の方々、出演者の先生方、そして番組の仲間の皆さん、お世話になりました。これからも「食」やそれを巡る問題を、一生のテーマとして取り組んでいきたいと思います。


ありがとうございました。


プロフィール

山本美希
やまもとみき

山本美希

兵庫県宝塚市出身。とにかく、料理する・食べる・、飲むが大好き!元気の源は、食材をふんだんに使って作る「具だくさんスープ」です。ヘルシーな上に冷蔵庫も片づくので一石二鳥。大阪から、関西を中心に活躍される料理研究家やシェフの美味しいお料理をご紹介します!

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