きょうの料理のかくし味

後藤繁榮アナウンサー

甘えび求めて金沢へ

ばぁばと会場で(卯辰山公園健康交流センター)「地元の味をいただきます」の公開収録で石川県金沢市へ行ってきました。今回のテーマは「甘えび」です。ゲストは“ばぁば”こと鈴木登紀子さん。ばぁばは金沢が大好きで何度も訪れているのだとか。東京を出発するときから超ご機嫌でした。


雪が舞う中、まず金沢市内の近江町市場へ出かけました。金沢の台所と呼ばれますが、地元の人たちだけでなく観光客でもにぎわっています。ばぁばは人気者で記念写真や握手を求められていました。店頭にはかに、ぶり、のどぐろなど近海でとれる豊富な魚介類が並んでいます。店の人の呼び込みもたくみでついつい立ち止まり活きの良い品に見入ってしまいました。そのなかでもひと際鮮やかなのが、透き通るような紅色をした甘えび。緑色のたまごを抱えています。これだ。すぐにでも刺身でたべたい気分に。


近江町市場で食べたおいし~い甘えびばぁばといっしょに市場の食堂に入りました。ところがメニューには、えびという名はあっても甘えびの文字がないのです。店の人に聞くと、この時期はえびといえば甘えびだから単なるえびという表記なんだとか。ふ~ん、そういうもなのか。さっそく甘えびの刺身定食をいただきました。とろりとした食感に上品な甘みが口いっぱいにひろがり「うまい!」。


甘えびは主に山陰から北の日本海でよく取れます。正式な名称は「ホッコクアカエビ」ですが、北陸地方で呼ばれていた「甘えび」が全国的な名称になったのだそうです。20数年前、富山放送局に赴任したとき初めて食べた甘えびの衝撃的なおいしさを思い出します。


とにかく甘えびといえば刺身で食べるのが一番と思っていましたが、地元では煮る料理も多いのだそうです。番組で紹介した地元の味「甘えびで腕自慢」にはぶり大根ならぬ「甘えび大根」が登場しました。えびから出るうまいダシが大根にしみこんで天晴れな一品です。大きめの甘えびは刺身にするけど、小さめの甘えびは煮ることでダシを楽しむとのこと。産地ならではのグルメだと感心しました。



◆「甘えびで腕自慢!」のレシピ◆
  「甘えび大根」
  「甘えびと加賀れんこんの友禅蒸し」
  「甘えびのクリームパスタ」 
◆登紀子ばぁばの「甘えびで新定番!」のレシピ◆
  「甘えびとあわ麩の煮物」


プロフィール

後藤 繁榮
ごとうしげよし

後藤 繁榮

岐阜市出身。昭和50年入局後、鳥取、富山、札幌で勤務。オヤジの等身大を標ぼうし番組でもダジャレをつぶやく私。苦情の一方で「家族関係が円満になった」というお便りも多く確信犯を決め込む。こんな私をお許しください。

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