きょうの料理のかくし味

後藤繁榮アナウンサー

江田島のかき

殻付きかきを船から陸揚げ。いつものスタジオを飛び出して「地元の味をいただきます」の公開収録、今月は広島県江田島市を訪ねました。広島県といえばかきで有名ですが、そのなかでも江田島市はかきのむき身の生産量が日本一!江田島市は大小10の島でなっています。瀬戸内の穏やかな海に島影が映り、そこに無数の養殖用のいかだが浮かんでいます。

朝の港へ行きました。岸壁には殻付きかきが山積みの漁船が接岸。およそ1トンものかきだそうです。それがベルトコンベアーで次々と陸にあげられていきます。そしてすぐ近くの加工場に運ばれていきます。


打子さんが次々とむき身に。加工場ではひんやりとした空気の中で一個一個のかきの殻が手作業で外されていました。作業する人は「打子(うちこ)」と呼ばれますが、一個あたり10秒ほどの早業で次々とむき身になっていきます。しかも身に傷をつけないように。お見事!と声をかけてしまいました。何気なく東京で食べているカキフライの背景には、こうした産地の風景があるのですね。
 番組の1本目は「かきで腕自慢」。地元の三組の出演者がかき料理の腕を競います。蒸しかきのトマトソースかけ、味噌を隠し味にしたかき飯、三色三味のかきフライ。食材のうまさを生かした料理の数々は、さすが地元の人ならではの出来ばえでした。


落合務シェフとおじさん?コンビ。今回の先生はイタリアンの落合務シェフ。日本一予約が取れにくいといわれるレストランのオーナーです。落合シェフが披露してくれた「かきのフリッター」は会場をうならせました。小麦粉をビールで溶いて衣にします。すると冷めてもカリッとした触感が残るのです。さらにブランデーを少し加えてもいいんですって。でもカリッとしながらかめばやわらかな食感が。地元の定番「かきフライ」に比べると口当たりがやさしいので「うちのおじいちゃんにもつくってあげたい」と大好評。高齢社会にみんなが楽しめるメニューはうれしいですね。かきの産地の新定番料理になるんじゃないかと思いました。


プロフィール

後藤 繁榮
ごとうしげよし

後藤 繁榮

岐阜市出身。昭和50年入局後、鳥取、富山、札幌で勤務。オヤジの等身大を標ぼうし番組でもダジャレをつぶやく私。苦情の一方で「家族関係が円満になった」というお便りも多く確信犯を決め込む。こんな私をお許しください。

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