秋の味覚の王様はやはり絶品でした!10月下旬、友人を訪ねて長野県の旧武石村(現在は上田市)に行ったところ、マツタケをご馳走になりました。この地域はアカマツ林が多く、マツタケの産地として知られています。そして雨が多かった今年は、マツタケの豊作年になったのだそうです。
夕方に到着し、友人が予約してくれていた宿で温泉に入ったあと、夜は、近所の郷土料理屋で、友人夫婦と、ご両親・親戚の方達が集って賑やかな食事会を開いて下さいました。そして料理は、きのこたっぷりのボタン鍋はじめ、獲れたてのマツタケづくし!焼き松茸に、土瓶蒸し、松茸の茶碗蒸し、松茸ご飯、松茸の和え物などなど~。やはり獲れたてのマツタケは実に香りがいいですね!鼻を近づけなくても香が漂ってきます。味も甘みがあって美味しいこと。地元では生で食べる方もいるそうですよ!私は、こんなに新鮮なマツタケをこれ程たっぷり食べたことがなかったので、もう感激してしまいました!
そんな中、友人の親戚の方がこんな話を始められました。
「きょうの松茸を見て下さい。どれも傘が開ききっているでしょう?」。えっと、どれどれ・・・あら本当だわ。傘がまだ開いていない円い形のものはありませんでした。
「実は、傘が開いてしまったマツタケは高値で売れない。でも山にとってはとても大事なんです。なぜなら松茸は傘を開いて胞子を落とし、それによってまた次の松茸が育つから。胞子を落とす前に人間が獲ってしまったら、松茸はだんだん無くなってしまいます。だから地元の人間は、傘が開く前のマツタケは極力獲らないようにして守っているんですよ。」そして色々と話を聞きました。松茸や山菜の乱獲に困っている話や、山を汚すマナーの悪い観光客がいっこうに減らない話など・・・。
マツタケといえば憧れの食材の一つ。でも「山の恵みをいただいている」という気持ちが大切なんですね。山を守り育てながら恵みを頂かないと、「山が死んでしまいます」という言葉が印象的でした。マツタケ・・・日本から無くなってしまったら悲しいですね。
山本美希
やまもとみき