「Miso Lovers通信」第5回5

みそLoversミーティング

信州発!一杯の味噌汁プロジェクト

今回ご紹介するみそラバーは、長野で活動する 飯島美香さん。「自分で食べるものぐらい自分でつくれる力を子どもたちに」と願い、本業の建築士や子育てもしながら日々奮闘中。昨年11月に開催した「みそフェスタ2016 in 善光寺」で「みそ愛」をつなげました。

みそどころの長野だからこそ「みそ愛」を発信し続けたい!

一級建築士として設計事務所を構え、4人のお子さんの子育てもしながら、さらに「信州発! 一杯の味噌汁プロジェクト」を立ち上げ、「NPO法人 食育体験教室 コラボ」の理事長も務める飯島美香さん。その原動力となったのは2011年の東日本大震災。食べる物がない被災地を目の当たりにし、「食べることは生きること、生きることは食べること。何があっても生きていけるよう、自分で食べられる力を子どもたちに身につけてほしい」という思いを強くしました。

そんなときに出会ったのが、秋田県で活動する小山明子さん。「一杯の味噌汁プロジェクト」を立ち上げ、毎日の食卓にご飯とみそ汁が並ぶ和食の文化を未来につなげようと奮闘する姿に共感。触発され、料理教室や農業体験教室をもっと多くの人に広めたいと考え、「食育劇団えぇ~っこ」を立ち上げるなど、活動の幅を広げました。みそどころの長野県だからこそできると信じ、ご飯とみそ汁を次世代につなぐ「みそ愛」の情報を日々発信しています。

一昨年に開催したみそフェスタに続き、昨年の11月には長野県の象徴ともいえる善光寺に会場を移し、より大きな規模の「みそフェスタ2016 in 善光寺」を開催。利きみそや利きだし、みそボールちゃんのワークショップ、100人箱膳、食育劇団えぇ~っこによる「善光寺 縁(ゆかり)味噌物語」の公演、みそセッションなど、幅広い年齢層の方が楽しめる一大イベントになりました。会場でふるまわれた数量限定のみそおむすびやきのこのみそ汁もあっという間に完売。日本人とみその縁、みそのよさをたくさんの人に実感していただくことができました。

「自分の口に入るものは何か」と自分で考える力を身につけてもらうために、飯島さんは、これからも「みそ愛」を長野から発信し続けます。

みそフェスタ2016 in 善光寺

2016年11月、長野県で「みそフェスタ2016 in 善光寺」を開催!

  1. 「発酵食品を上手に食べてきた日本人の知恵を次世代につなげるのが私たちの役目」という話に耳を傾ける高校生たち。
  2. 広げたラップにみそと煮干し粉、麩、乾燥わかめなどをのせ、茶巾に絞れば「みそボールちゃん」のでき上がり。お椀に入れて湯を注げば即席みそ汁に。会場では、さらにカラフルな紙ナプキンでラッピングし、喜ばれていました。
  3. 食育劇団えぇ~っこの公演で、善光寺名物のまんじゅうほか、一人で何役も演じた飯島座長。
  4. 「利きだし」のコーナー。だしのうまみの違い、わかるかな?
  5. 白飯のおむすびに信州みそを塗ったみそおむすびは小さなお子さんにも大好評。
  6. 「すべては愛からはじまる」をテーマにしたみそセッション。「みそは当たり前すぎて意識したことがありませんでした」と話される善光寺徳寿院の清水雄介ご住職(左)。「飯島さんがみそのことを引き継ぎ、次の世代につなげてくださることに心から感謝しています」と長野県農村文化協会常任委員の池田玲子先生(中央)。
  7. 和食の型である「一汁三菜」や、箱膳に込められた「食べごと文化」の意味などを学びながら箱膳で食事をともにした「100人箱膳」。

今月のMiso Lover

今月のMiso Lover
NPO法人
「食育体験教室 コラボ」理事長 飯島美香さん Miso Love歴 3年

中学生のときの憧れは「大工さん」。念願かない、一級建築士としてキャリアを積み、出産を機に「子育ては自然の中で!」と長野にUターン。建築工房の切り盛りと食育推進活動に勤しむ毎日。

故郷の長野県に建築事務所を開き、子育てをしながら料理教室や畑での農業体験などを行ってきました。「子どもたちに健康的な食生活を送る力を身につけてほしい」という思いで活動してきましたが、2010年にNPO法人を立ち上げ、より大規模な活動も可能になりました。「信州発! 一杯の味噌汁プロジェクト」、「みそフェスタ2015 in 長野」、「みそフェスタ2016 in 善光寺」など、イベントを重ねるごとに多くの方に「みそ愛」が広がっていくのを感じ、心強く思います。

長野県人のみそLove

「みそフェスタ」の会場で味比べにも登場した淡色系の信州みそ。日本でいちばん生産量が多い米みそ(大豆、塩、米こうじで仕込むみそ)の中でも特に人気が高く、国内での高いシェアを維持しています。塩分は11~13%、光沢のある山吹色を呈し、ほのかに甘みのある風味が特徴。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてからは、日本国内のみならず、海外への輸出量も増え、世界中の人に親しまれています。

今月のみそレシピ

箱膳
「飯だ! と聞いたら火事より急げ 家族と食す 100人箱膳」と称し、善光寺大勧進の紫雲閣に100人が集い、箱膳で食事をともにしました。献立は、「みそ汁には箸が転ばないほど具を入れろ」の教えに従い、長野県産の野菜たっぷりのみそ汁と新米の炊きたてご飯、焼き魚、ふきよせ煮、白あえ、漬物の一汁三菜(ご飯と漬物はあって当たり前なので数に数えない)。 *箱膳…自分専用の食器が収納できる箱型のお膳

一杯の味噌汁プロジェクト
一杯の味噌汁プロジェクト

フェイスブック

一日に一杯は必ず食卓にみそ汁が並ぶ食習慣を広げ、信州の家庭ならではの味の継承をしていきたいと考えています。長野を中心に、子どもたちと一緒にみそを仕込んだり、若いお父さん、お母さんと「みそボールちゃん」という簡単みそ汁の素をつくったりと、みそのよさを知ってもらうイベントを企画し、フェイスブックでもその様子をご紹介しています。